ワインやワインイベントの総合サイト | VINOTERAS(ヴィノテラス)

ワインやワインイベントの総合サイト
VINOTERAS(ヴィノテラス)

  • HOME
  • 記事
  • トピックス
  • 2020年 今年のボジョレー・ヌーヴォーはこれだ|【2020年11月13日改定】解禁日の楽しみ方教えます!

2020年 今年のボジョレー・ヌーヴォーはこれだ|【2020年11月13日改定】解禁日の楽しみ方教えます!

トピックス

ニューノーマル時代のヌーボーの楽しみ方、今年飲むべきおすすめヌーボー特集

目次
1.ボジョレー・ヌーボーとは
2.2020年のボジョレー・ヌーボー解禁日
3.ニューノーマル時代の解禁日の楽しみ方。オンラインでフランス、ボジョレー地方の生産者と乾杯!!
4.過去のボジョレー・ヌーボーの評価と2020年のボジョレー・ヌーボーの評価
5.ヌーボー以外にも知っておきたいボジョレーの素晴らしさ
6.おすすめボジョレー・ヌーボー20選

ボジョレーヌーボーとは

ボジョレー・ヌーボーとは、フランスのブルゴーニュ地方にあるボジョレー地区で造られているワインです。ヌーボーはフランス語で「新しいもの」という意味があります。ボジョレー・ヌーボーは、つまりボジョレー地区の新酒という意味を表しています。

ボジョレー地区で9月中に収穫したぶどうを、2か月後には飲めるように醸造しているためフレッシュな味わいの新酒ワインを楽しむことができます。

2020年のボジョレー・ヌーボー解禁日

2020年は新型コロナウイルスが起きて世界中が大パニックとなってしまいました。ワインラヴァーであれば、今年のボジョレー・ヌーボー解禁日がいつ頃になるのか気になるところでしょう。

ここでは、2020年のボジョレー・ヌーボー解禁日についてなどを解説していきます。

ボジョレー・ヌーボーの解禁日が、第3木曜日なのはなぜか?


現在ボジョレー・ヌーボーの解禁日は、11月第3週の木曜日と定められています。しかし、かつてはボジョレー・ヌーボーの解禁日は、11月15日が一般的でした。ところが、11月15日が土日にあたるとワインの運搬業者がお休みとなるため1985年より11月の第3木曜日に改定されました。

新型コロナウイルスは解禁日に影響するのか


2020年のボジョレー・ヌーボー解禁日は、例年通り第三木曜日の11月19日を予定しております。しかし、日本への輸出は昨年よりも2週間以上前の到着を決定しました。これは、新型コロナウイルスで航空会社が大幅に減便しているための措置です。

この措置は、日本が世界で一番ボジョレー・ヌーボーの輸出が多いためとされているからでしょう。

ニューノーマル時代の解禁日の楽しみ方。オンラインでフランス、ボジョレー地方の生産者と乾杯!!

ヴィノテラスはオンラインでのワインライフを提供していますが、まさしくそのコンセプトにバッチリの企画。

「ヌーボー解禁日にZoomでボジョレーの生産者と乾杯」

インポーターのアズマコーポレーションが主催ですが、ヴィノテラスでおなじみの講師、ダニエル佐々木がオーガニックのヌーボーの生産者とZoomでセッション。ボジョレーヌーボーについての基礎知識、またヌーボー独自のワインのつくり方について、優しく解説します。

開催日時 : 2020年11月19日(木)19:45開場 20:00開始 60分程度
       *5分前を目安にミーティングに参加ください。退出は自由です。

定員 : 100名程度

参加費 : 無料

詳しくはこちら
https://azumacorp.jp/zoom20201119

セミナーに参加する生産者のボジョレー ヌーボーはこちら購入できます。

トスカニー

葡萄畑ココス

過去のボジョレー・ヌーボーの評価と2020年のボジョレーヌーボーの評価

それでは、2020年のボジョレー・ヌーボーの評価は、どのようになるのでしょうか?ここでは、過去のボジョレー・ヌーボーの評価と照らし合わせて解説をしていきます。

過去のボジョレー・ヌーボーの評価


21世紀において、一番の出来栄えとされているのは2015年と言えるでしょう。当初2015年はブドウの開花が早く、6月ころから気温が上昇したためブドウの過熱が心配された年でもありました。

しかし、いざ蓋を開けてみると素晴らしい状態で8月に収穫ができました。果皮は色濃く、果実味も凝縮されてバランスがよく素晴らしい味わいでした。2015年の評価は、「記憶に残る素晴らしいブドウ」「今世紀で最高の出来栄え」など言われるほどです。

その他にも、2003年や2009年~2011年は素晴らしい出来栄えとされました。2015年以降は、残念ながら最高の出来と呼ばれるものは出ていません。そういうこともあって、今年こそはと2020年の出来栄えが気になるところですね。

2020年のボジョレー・ヌーボーの評価は?


ボジョレー地区では、夏の温暖な天候でブドウの成熟が順調に進んだようで区画ごとに違いはありますが、8月22日には収穫が始まっています。最初に収穫したブドウの状態は、非常に健全で例年と比較しても品質は大変良いとされています。

また収穫前の数日間は、アロマの凝縮感と素晴らしい色合いを引き出すのに最適と言われました。2003年ヴィンテージのような偉大な年になると予想している方もいるほどです。実際に飲んでみないと分からない部分もあるので、確証はありません。

しかし、新型コロナウイルスで大変な時期を過ごした2020年だからこそ美味しいボジョレー・ヌーボーが飲みたいですよね。

ヌーボー以外にも知っておきたいボジョレーの素晴らしさ

毎年、11月になるとボジョレー・ヌーボー解禁というCMやチラシ、ネットニュースでも見る機会が増えると思います。しかし、ワインについてあまり詳しくない人にとってボジョレー・ヌーボーは一種類と思われている方も多いのではないでしょうか。

じつは、ボジョレー・ヌーボーにはさまざまな種類があります。誰もが良く知るボジョレー・ヌーボーは、ボジョレー地区で造られた新酒ですが、一般的に知られているボジョレー・ヌーボー以外にもさまざまな新酒について紹介を致します。

ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー


ボジョレー・ヌーボーのワンランク上に位置するのが、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーです。

ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは、ボジョレー地区の北部に位置しており、指定された38のヴィラージュ村から算出されたワインの呼称です。通常のヌーボーよりも、骨格がしっかりとしておりフレッシュさだけではなく深みがあるのが特徴です。解禁日に関しては、通常通り11月の第3木曜日となっています。

クリュ・デュ・ボジョレー


ボジョレーAOC認定の96の村のうちでボジョレー・ヴィラージュは、上位の位置づけにある38の村で造られています。そして、ボジョレー・ヌーボーではありませんが、さらに優れたボジョレーがあります。それが、クリュ・デュ・ボジョレーです。

ボジョレー地区の中でもとくに品質が高いブドウを産出している区画で、10の地区だけがAOCを認められていて、ボジョレーヌーボーと同じブドウ品種であるガメイ種で造られてはいますが、とても同じエリアの物とは思えないほど位の複雑で深い味わいが特徴です。

また、長期熟成のポテンシャルも備えており、生半可なACブルゴーニュでは太刀打ちできないほどのクオリティとポテンシャルを持っているものもあります。

おすすめボジョレー・ヌーボー20選

すでに2020年のボジョレー・ヌーボーは予約が始まっています。ボジョレー・ヌーボーには、さまざまな生産者のワインが販売されています。ここでは、ボジョレー・ヌーボーのおすすめ20選を紹介していきます。

1.ジョルジョデュブッフ ボジョレー・ヌーボー2020


世界中で愛される定番中の定番ボジョレー・ヌーボー。フレッシュでフルーティ、バランスがしっかりと取れた味わいの一本です。感謝の花言葉を持つ、ひなげし、バラ、ダリアを中心にブーケのイメージでデザインされたラベルで、テーブルが華やかになります。

「ボジョレーの帝王」と呼ばれているジョルジョ・デュ・ブッフの系譜が受け継がれた期待を裏切らないワインです。

2.アンリ・フェッシュ ボジョレー・ヌーボー2020


1888年に創業をして以来、130年に渡って手摘み収穫と伝統的な醸造方法にこだわり、上質なワインを造っているのがアンリ・フェッシュ。こちらのボジョレー・ヌーボーはパリのブラッスリーや高級ホテル、レストランでも人気の高い一本となっています。

2008年には、名門ルイ・ラトゥールが参加したとなって世界中に名声を轟かしています。ストロベリーのアロマとラズベリーの豊富な果実味、しなやかでやさしい口当たりを楽しむことができます。

3.ラブレ・ロワ ボジョレー・ヌーボーロゼ フリーラン2020


1832年に創立されたラブレ・ロワ社はブルゴーニュでも指折りの規模と高品質を兼ね備えた会社の一つとして有名です。

心地のいい綺麗な酸がさまざまな料理と合わせることができ、加圧せずに絞った果汁で造られているためフルーティな味わいとイチゴのような香りを楽しむことができます。

4.ジョルジョ・デュ・ブッフ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー セレクションプリュス2020


ボジョレー全体で3,000軒もある生産者からデュ・ブッフ社がその年の最良であると認めた6~7件のドメーヌのトップキュヴェのみを厳選しています。凝縮感があり深みのある味わいに仕上がっている一品です。

5.オマージュ・ア・アンリ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2020


平均樹齢80年の古木からできたブドウを厳選した希少価値の高い一本です。熟したブドウの美しい赤、まろやかさを感じられる口当たりと複雑で深い味わいは、ボジョレー・ヌーボーの真髄を極めているといっても過言ではありません。

赤・白・ロゼ・スパークリングのどれを選んでも間違いなく満足できるので、自分だけの特別な1本を求めるなら、ぜひ試していただきたいワインです。

6.アンリ・フェッシュ ルージュバブルス・ヌーボー2020


ワインは紫色を帯びた明るいルビーレッドの外観と、ブルーベリーの甘いアロマが印象的なヌーボーです。

長く細かな泡とがガメイ種由来の爽やかな甘味が特徴的なワインです。甘口な味わいであるため、アペリティフとして飲んでも楽しめます。

7.ラブレ・ロワ ボジョレー・ヌーボーBIO byファビアン・ロマニー2020


厳選した良質なBIO栽培の土壌のみで造られた、非常に希少なBIOのボジョレー・ヌーボーです。完熟ブドウ手作業による遅摘みを施し、除便はせずに3時間かけて空圧方式の圧搾をして自然酵母を入れた後はしっかりと醸造します。

深みがあり、柔らかいタンニンとチェリーのような味わいのワインに仕上げられています。ボジョレー・ヌーボーでは、珍しいBIO栽培であるためワイン好きであれば一度は飲んでみたい1本と言えるでしょう。

8.ルイ・テット ボジョレー・ヌーボー・ヴィラージュ2020


ほんのりと甘い果実味と、イキイキとした酸味が溶け合った鮮やかな飲み口が特徴的なボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーです。

イチゴミルクやブルーベリーのジャム、スミレの花を想わせる華やかな香り。スパイシーなタンニンが爽やかで若々しい味わいを楽しむことができます。

9.ラブレ・ロワ ボジョレー・ヌーボーbyシャトー・ド・セルシー2020


シャトー・ド・セルシーは、1908年に設立したシャトーです。ボジョレー地区南端のデニス村に位置していますが、ボジョレー地区では非常に珍しいシャトー呼称の認定を受けている伝統のドメーヌ。

100年を越すブドウの樹から収穫した、貴重なヌーボーでフレッシュなイメージとはかけ離れ、肉料理全般にピッタリのワインです。

10.モメサン ボジョレー・ヌーボー2020


紫がかかった鮮やかなルビー色、赤い果実の香り、柔らかくもヌーボーらしいフレッシュな果実味にあふれて、イキイキとした酸味を楽しむことができるエレガントな味わいの一本です。

毎年変わるエチケットが楽しみなモメサンのヌーボー。2020年のラベルデザインは、「自然への目覚め」をイメージしています。

11.トラン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2020


トラン社はフランスのトップブランドで、素晴らしいワインを造っています。使用されているガメイ種は、全てボジョレー南部の南向きか南東向きのブドウ畑で収穫されたものです。

若々しく華やかな中にもガメイらしい香ばしさが表現されて、大変上質な味わいを楽しむことができます。毎年高い評価を受けており値段も手軽なのでぜひ飲んで頂きたい一本です。

12.ドミニク・ローラン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー キュヴェスペシャル2020


ブルゴーニュ地方で屈指の生産者である「ドミニク・ローラン」が手掛ける2020年のプレミアムヌーボーです。樹齢30年の古木で育てられたブドウを使用しています。房ごと醸造、天然酵母のみで発酵されています。

さらにこのキュヴェスペシャルは、ドミニク・ローランが拘っている「マジック・カスク」と呼ばれる自社製のオーク樽で数日間の熟成をさせるという最高級のキュヴェです。

13.ダミアン・コクレ ボジョレー・ヌーボー2020


ボジョレー次世代を担う自然派の星「ダミアン・コクレ」によるボジョレー・ヌーボーです。

軽やかな何鮮やかに広がっていく果実味、若々しい酸味と豊かなフレーバーがフレッシュな香りを楽しませてくれます。

14.ラブレ・ロワ・コレクション マコン・ヴィラージュ・ヌーボー2020


ボジョレー地区ではなく、ブルゴーニュ・マコネ地区のヌーボーです。平均樹齢45年のブドウを使用した白ワイン。エメラルドのハイライトがはいったホワイトゴールド、洗練されたブーケはミネラル感と果実味両方を楽しむことができます。

レモンや梨のフルーティな香りが際立ちフレッシュでミネラルー、余韻も美しく続くピュアなワインです。

15.アンリフェッシュ・マコン・ヴィラージュ・ヌーボー2020


こちらもブルゴーニュ地方にあるマコネ地区のヌーボーです。マコン・ヴィラージュというエリアで収穫されるシャルドネから造られた白の新酒で、一つ格上のマコン・ヴィラージュ・ヌーボーです。

シャルドネ種由来の白い花の芳香、柑橘系のフレッシュな果実味と爽やかな酸味でバランスがとても良い白ワインです。

16.ジョルジョ・デュ・ブッフ ボジョレー・ヌーボーロゼ2020


華やかな色合いと、フルーツを思わせる味わいが特徴的なロゼヌーボーです。香りや味わいにふくらみがあり、余韻が非常に心地よいワインとなっています。見た目の美しさと、飲みやすさでとくに女性に人気の一本です。

ラベルには「感謝」の花言葉を持ち、ひなげし、バラ、ダリアを中心にブーケのイメージでデザインをしています。キリッと冷やして飲むとさらに楽しむことができます。

17.ピエール・ポネル ボジョレー・ヌーボー2020


優しく軽やかな口当たり、新鮮な果実味を存分に楽しむことができるヌーボーです。描かれているハートは、高品質なボジョレー・ヌーボー造りを目指している作り手の思いや情熱を表しております。

造り手であるピエール・ポネルは、ブドウが最高の状態で収穫できるように、毎日欠かさずブドウを観察し見回ることをモットーとしています。だからこそ、毎年、ヴィンテージには左右されず、常に安定した品質のワインを楽しむことができるのです。

18.ドメーヌ・ド・ラ・ファイエット ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2020


口の中に広がるブラックベリーのフレーバー、深みのある色合い、タンニンも程よく、酸もしっかりしており、まろやかな口当たりで飲みやすい一本です。

豊潤で濃厚なワインであるため、もはやボジョレー・ヌーボーとは思えないレベルのワインともいえるでしょう。

19.ドミニク・ローラン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2020


世界中のブルゴーニュワイン好きを唸らせる最高のネゴシアン、ドミニク・ローランが造ったボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーです。ローラン自身で、収穫、醸造、瓶詰に至るまで携わり日本向けに特別に造ったヌーボーです。

造り手の情熱と拘りがいち早く味わえるワインを、ぜひお楽しみください。

20.ドメーヌ・デ・トゥーリエール ボジョレー・ヌーボー2020


27歳で崖のような土地を購入して、ほとんど一人でドメーヌを創りあげた強い信念の持ち主が造るボジョレー・ヌーボーです。最高の状態に熟したブドウをボジョレーで唯一残るといわれている木製の圧搾機で搾ります。

まろやかで優しい口当たり、フレッシュで生き生きとした酸は最後の一滴まで美味しく飲むことができるワインです。プレソワール圧搾機で絞ったワインは、フランス中探してもほとんど見つけることは出来ない、非常にレアな一本です。

いかがでしたでしょうか。この記事ではボジョレー・ヌーボーについて、そしておすすめの20本を紹介いたしました。年に一回のイベントではありますが、単なるブドウ収穫の祝いというわけではありません。

さまざまな生産者が、こだわりを持って造っています。今年のボジョレーは、いつもと違った一本を探してみてはいかがでしょうか。

hide

106,941 views

ワイン大好き37歳です!イタリア・フランスは勿論、南アフリカやアルゼンチンなど生産地を問わずに大好きです。 高級ワインはめったに飲めないので、1000円台の...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧