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「ヴィノテラス オンライン ライブセミナー(フランス編)」へ潜入取材!(2020年5月14日開催)

トピックス

家で過ごす時間の長い日々が続く昨今、オンライン開催される講座やイベントもよく見かけるようになってきましたね。今回は、ヴィノテラスのコラム投稿ライター・椿れもんが、密かに気になっていた、今話題のZoomを使用したオンライン ワインイベントへ参加させて頂きました。公式取材として、セミナーの感想や印象など、潜入レポートをたっぷりとお伝えいたします。また、セミナー中の質問&回答やアンケート結果も合わせて掲載していきます。

目次
1.イベント内容&おおよその参加人数
2.取材者がイベントに参加した印象&感想
3.セミナー中の参加者から主催者側への質問&回答
4.あとがき

イベント内容&おおよその参加人数

今回の「ヴィノテラス オンライン ライブセミナー(フランス編)」は、ワインを飲むのが好きな方、もっと楽しみ方や知識を身につけたいと考えている方向けに、主催者のヴィノテラスが企画したもの。2020年5月14日(木)19時より、Web会議システムZoomを使ってのライブ配信スタイルで開催されました。

会場は、東京都千代田区にあるアズマコーポレーション本社。オフィス内に作られたセミナー会場は、明るい照明と本格的なマイクがあり、まさに「特設スタジオ」感あふれる雰囲気たっぷりなのが、パソコンの画面越しにもよく伝わってきます。
講師は、ヴィノテラス店長のダニエル佐々木氏。フランス語と英語も堪能なダニエルさんですが、セミナーはもちろん全て日本語での進行です。

Zoomの画面上に続々とログインする全国各地から集まったワインラバーさんは、私を含め総勢33名。一方的に話を聴くスタイルではなく、Zoomの挙手機能やチャット機能を活用して、双方向での進行となる旨の説明があり、さらに期待が膨らみます。

まずはダニエルさんの自己紹介からスタート。
電機メーカー勤務を経て飲食業界へ転職されたというダニエルさんは、レストランでソムリエ資格を取得、小売店勤務をいくつか経験され、ワインスクール講師の経験もお持ちです。現在は、またインポーターの営業として多くの商談をこなし、年に数回は買い付けで海外へ行く機会もあるそうで、まさに「ワインまみれの生活」をしていると話されました。

今回のセミナーは、フランスワインの基礎知識と産出エリア・主要品種の特徴を学べる内容で、初心者でも気軽に参加できるのが嬉しいポイント。90分間のセミナーは2部構成になっていて、前半はフランスワインの特徴・7つの産地(ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、ロワール、コート・デュ・ローヌ、アルザス、プロヴァンス)・主要なブドウ品種の解説、後半は各エリアの代表的なワイン6種類(白3種類・赤3種類)のテイスティングと質疑応答タイムです。

参加者には、セミナー開催前日までに、セミナー資料とテイスティング用のワイン6種類(白3種類・赤3種類、各100ml)一式がクール便で送られてきます。丁寧に梱包されて届いたミニボトル6本には、それぞれワインの詳細情報がしっかり書かれたスタイリッシュなラベルが貼られていて、受け取った時からテンションが上がります。
今回のフランスワインは、こちらの6種類でした。

<白ワイン>

*ブルゴーニュ/シャブリ
 品種:シャルドネ

*ロワール/カンシー
 品種:ソーヴィニヨン・ブラン

*アルザス/ヴァン・タルザス・リースリング
 品種:リースリング

<赤ワイン>

*ラングドック/ラ・シルキュラード・IGP
 品種:メルロー

*ラングドック/ヴァン・コントレール
 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

*ブルゴーニュ/ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
 品種:ピノ・ノワール

6種類のワイン全てが、テイスティング用には十分すぎる100mlずつ付いてきて、参加費は3,000円(税込)。控えめに言って、お値打ちすぎます! 大人気ですぐに席が埋まってしまうはずですね。

取材者がイベントに参加した印象&感想

今話題のZoomを使ったオンライン セミナーということで、どんな風に進んでいくのだろうとわくわく&ドキドキしながら参加したのですが、講師のダニエルさんが「専門用語をできるだけ使わず、なるべくわかりやすい言葉で解説したい」と最初に話された通り、終始とてもわかりやすく親しみを感じる口調で、初心者でも安心して楽しめる雰囲気でしたね。

前半のかなり早い段階で、ダニエルさんから「月何本くらいワインを飲んでいるか」という質問があって、参加者がそれぞれチャットでコメントを書き込んだのですが、10本以上の数字を書き込む方がたくさんいらっしゃいました。次々に書き込まれる数字を読み上げながら、日本人のワイン消費量の年間 平均 2.74リットルを遥かに超える消費量だと解説されるダニエルさんの表情が、嬉しい驚きを隠せない様子だったのが、とても印象に残っています。
チャット画面にコメントを書き込むというスタイルは、リアル会場で挙手して発言するよりも、むしろ積極的に発言しやすい面があるのかもしれませんね。実際、30人以上の参加者が全て発言しようとすると時間的にも厳しいと思いますが、チャットなら一瞬で回答が集まります。これはZoom開催ならではのメリットだと感じました。
参加者から講師の先生に質問する場合も同様で、挙手するよりも盛り上がるのではないでしょうか。

また、資料のわかりやすさも良かったです。フランスの地形や気候についての概要や、ワインと料理との相性に注目して、おすすめ料理を紹介した「ダニエルポイント」など、後日もう一度おさらいしたい時にも役立つポイントが過不足なく書かれているので、集中して話を聞くことができました。必死になってメモを取らなくても、気づいたことを時々メモする程度で良いのはありがたかったですね。

そして、テイスティングの仕方についても、具体的にわかりやすく解説がありました。教材のワインをただ飲むだけでなく、テイスティングという意識を高めて、ワインの魅力により深く触れることができたと感じます。特にオンラインセミナーでは、香りや味わいの部分をどこまで言葉で共有できるか、ということに不安を感じる方も少なからずいらっしゃると思いますが、全く心配いりませんよと声を大にしてお伝えしたいです。

熱心な参加者からの鋭い質問やユニークな質問も、チャット画面に活発に書き込まれ、ダニエルさんが気さくに答えてくださり、気がつけば予定の20時30分を過ぎていて、あっという間の楽しいひと時でした。

セミナー中の参加者から主催者側への質問&回答

セミナー中は、Zoomのチャット機能を活用して、参加者の皆さまから素朴な質問、マニアックな質問など、活発に書き込みされました。質疑応答を、Q&Aスタイルでご紹介いたします。


Q1. 今日のワインに合うお料理を、もう一度教えてください。

A1. シャブリ⇒生牡蠣・新鮮な魚介類、カンシー⇒筍ご飯、リースリング⇒芽キャベツとベーコンの蒸し焼き、バサックメルロー⇒厚切りステーキ、キュヴェジュリエット⇒肉じゃが、ピノ・ノワール⇒鳥のから揚げ


Q2. シャブリにしては果実味があるタイプだと思いますが、いかがですか?

A2. こちらのシャブリはエナメルコーティングしたホーローのタンクを使っているため、ステンレスタンク特有の尖った酸をあまり感じることなく、ふくよかな印象を受けます。


Q3. 今回、小瓶に小分けしてありますが、香りや味わいに変化はありますか?

A3. 正直、大きな変化はないかと思います。


Q4. リースリングのペトロール香に使う菩提樹って、本当にみんな嗅いだことあるんですか笑

A4.菩提樹あまりなじみがないですよね・・


Q5. 最後のピノは樽熟成ですか?

A5. こちらはステンレスタンクです。


Q6. この小瓶って、どうやってボトリングしているんですか?(酸化対策など知りたいです)             

A6. 瓶は全て消毒した上で、瓶に移し替える際も手袋をして、衛生面では最大限配慮をしています。また酸化に関しては、空気との接触面を極力少なくすることにより、管理しています。


Q7. 今回のワインのピックアップや順番ですが、どのような基準で決定されたのでしょうか?

A7. 今回のコースに配慮した形をとりました。赤の場合は若いワインと熟成ワインを飲み比べるために、ピノ・ノワールよりも最初に持ってきました。


Q8. 友達とワインを楽しむ時、それぞれの思う言葉で味わいの感想を言い合ってもいいですか?   

A8. もちろんです。どんどん自由な表現でお願いします。ただし、ソムリエ試験を目指されている場合は、決まりきった表現方法があるので注意が必要ですが。


Q9. 今日のワインで、ダニエルさんの一番のお気に入りはどれですか?             

A9. 個人的には2番目のカンシーです。この人間国宝級の生産者のワインは、なかなか見かけることはできません。


実は私も、小瓶にどうやってボトリングされているのか、とても興味深く感じていたので、詳しく回答してくださり感動です。そして、ダニエルさんのイチ押しが2番目のカンシーだということで、セミナー後にもう一度残りのワインを飲んでみて、個性的な味わいを改めて堪能できました。

あとがき

ワイン好きの方なら、日頃からいろいろなワインイベントを探して、足を運ばれている機会もあると思いますが、やはり会場はどうしても大都市圏が中心ですよね。
外出の機会が少なくなっている今、こうしたオンラインセミナーという形で、今いる場所と会場との距離に関係なく全国どこからでも参加できるのは、特に地方在住の愛飲家にとっては、かなり嬉しいことだと思います。ワインの楽しみ方の新しいスタイルとして、これからもっと定着していくと良いなと感じました。

椿れもん

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ワインを愛するライター/ラジオパーソナリティー 持ち前の好奇心と“美味しいものセンサー”の感度には自信アリ。 文章や声で“言葉のご馳走”をお届けし、あなたの...

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