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ワインと生ハムを一緒に楽しもう!

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いつものワインのお供は何にしていますか?今回は、ワインのお供に「生ハム」をピックアップ。国や調理法などで味わいが変わる、生ハムの種類をご紹介していきます。生ハムに合うおすすめワインも。ちょっと贅沢な「生ハム」と「ワイン」の組み合わせが楽しめます。

目次
1.生ハムの種類【スペイン生ハム】
2.生ハムの種類【イタリア生ハム】
3.生ハムに合うおすすめワイン10選

「生ハム」と「ワイン」は、定番の組み合わせですよね。
生ハムには、どのような種類があるのでしょうか。その種類は、つくられた国はもちろん、製造方法や熟成方法によって変わり、味わいもそれぞれの特徴があります。
今回は、そんな生ハムの種類と、その違いをご紹介。
最後には生ハムにおすすめの赤ワイン・白ワイン・ロゼワイン・スパークリングワインをご紹介します。

生ハムの種類【スペイン生ハム】

スペインの生ハム、ハモン(Jamón)


スペインの美味しい料理の中でも、生ハムは多くの国で人気になっており、日本でもよく耳にすることも多いと思います。
スペインでは、生ハムはハモン(Jamón)と呼ばれています。
他の生ハムと比べると、塩味が強いのが特徴。スペインの代表的な生ハムは2種類に分けられますが、その違いは豚の種類です。

ハモン・セラーノ(Jamón serrano)


ハモン・セラーノは、白豚を使用しており、スペインの生ハムを多く占めている生ハムです。
「セラーノ」は「山の」という意味で、寒冷な山岳地方でつくられていました。
ハモン・セラーノは、皮を剥いだ後塩漬けにして、気温が低く乾いたところで吊るしながら長期間熟成します。
これにより、ハモン・セラーノの特徴として、しっかりとした強めの塩味と柔らかな食感が挙げられます。

ハモン・セラーノは熟成期間が長く、その特徴的な風味から、イタリアの生ハム「プロシュット」、中国の生ハム「金華火腿」と並び『三大生ハム』として世界中で人気になっています。

ハモン・イベリコ(Jamón Ibérico)


ハモン・イベリコは、スペインでのみつくられる黒豚イベリコの生ハムです。
イベリコ豚は白豚と比べて、飼育に手間がかかるため生産数が少なく熟成期間も長いため、希少性の高い生ハムになります。
ハモン・イベリコは、イベリコ豚を塩漬けした後、余計な塩分を洗い流してから、気温が低く乾いたところで吊るしながら数年間熟成。
ハモン・イベリコの特徴は、細やかな脂肪にあるでしょう。

また、ハモン・イベリコはその種類にランクが付けられています。イベリコ豚はドングリを飼料としていることは有名ですが、全てのイベリコ豚の飼料がドングリなわけではなく、その飼料と飼育方法によってランクが3つに分けられていきます。
・ベジョータ (Jamón Ibérico de bellota)
「ベジョータ (Jamón Ibérico de bellota)」は、ドングリだけを飼料として育ちながら、放牧をされていたイベリコ豚からつくられる生ハム。ハモン・イベリコの中では最高クラスです。
・セボ・カンポ (Jamón Ibérico de cebo campo)
「セボ・カンポ(Cebo Campo)」は、ドングリに加えて通常の飼料も食べて育てられ、放牧されたイベリコ豚からつくられる生ハムです。
・セボ (Jamón Ibérico de cebo)
「セボ(Cebo)」は、ドングリを食べずに通常の飼料のみで育てられ、放牧をさせずに育てられたイベリコ豚からつくられる生ハムです。

生ハムの種類【イタリア生ハム】

プロシュット(prosciutto crudo)


イタリアでは、生ハムはプロシュット・クルード(prosciutto crudo)と呼ばれています。
エミリア・ロマーニャ州パルマと、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州サン・ダニエーレがイタリアの生ハムの多くを占めています。
イタリアは生ハムの種類が豊富ですが、DOPに認定されている代表的な生ハムは、以下の2つです。

プロシュット・ディ・パルマ(Prosciutto di Parma)


プロシュット・ディ・パルマは、世界三大生ハムの一つ。イタリアだけでなく世界的にも有名な生ハムです。
DOPの一つで、その品質管理は厳しいものになっています。

プロシュット・ディ・パルマの製法は、皮がついた状態のままの豚のもも肉を塩漬けし、燻製させずに熟成させます。
このため、比較的塩分が控えめで、マイルドな味わいになります。

プロシュット・ディ・サン・ダニエーレ(Prosciutto di San Daniele)


プロシュット・ディ・サン・ダニエーレは、プロシュット・ディ・パルマの次に有名な生ハム。
こちらもDOPの一つで、厳しく品質管理がされています。
プロシュット・ディ・サン・ダニエーレには肉をプレスする特有の工程があり、肉の形は平たいものに。

プロシュット・ディ・パルマと比較すると世界的な認知度は低いものの、高級ラインとして多くの人に愛されています。

生ハムに合うおすすめワイン10選

お肉に合わせるワインは赤ワイン、というイメージがありますが、生ハムはどのワインとの相性も良い食べ物。
あっさりした口当たりのため、ライト~ミドルボディのワインと合わせるのが良いでしょう。ワインの味わいとしては、酸味が強くないものがおすすめです。
とくにスパークリングワインやロゼワインとの組み合わせはしっくりくること間違いありません。

生ハムに合わせるワインに生ハムの産地とワインの産地を合わせるのも選択肢の一つです。

イタリアワイン①モンテリアーナ キュヴェソヴラーノ グレーラスプマンテ


産地 ヴェネト州
品種 グレーラ100%

ヴェネトのスプマンテです。プロセッコと同じグレーラ種を使って造られるスパークリングワインです。高級スプマンテであるプロセッコと遜色ない泡の細かさとワイン上品さ。

クリーミーな泡が生ハムの脂の甘みと合わさり、口の中いっぱいに広がります。

イタリアワイン②ランブルスコグラスパロッサ ディカステロヴェテロセッコ


産地 エミリア・ロマーニャ州
品種:ランブルスコ100%

プロシュット・ディ・パルマと同じエミリア・ロマーニャ州のワインです。
黒ブドウから造られる赤いスパークリングワインで、甘みを残したタイプ(アマービレ)と辛口に仕上げたタイプ(セッコ)と2種類あります。

こちらのワインは後者のセッコです。
辛口に仕上げてはおりますが、黒ブドウ由来の果実味とタンニン感が生ハムの脂をやさしく包み込んでくれます。
生ハムの脂とワインの果実感の異なる食感が交互に口の中に広がり、延々と食べ続けたいと思わせるほどです。

イタリアワイン③ジャンニテッサーリ ソアーヴェ


産地:ヴェネト州
品種:ガルガーネガ90%、トレッビアーノディソアーヴェ10%

すっきり軽やかなイメージを持たれる方の多いソアーヴェですが、この造り手のソアーヴェは一味違います。北の産地とは思えないようなトロピカルフルーツのニュアンスがあり、ドライな味わいなのに、甘みを思わせます。そのワインの甘みが生ハムと素晴らしい相性を見せてくれます。
生ハムメロンという料理があるように、生ハムはフレッシュなフルーツと相性抜群です。
甘いのは苦手な方はむしろ、このワインの甘さが心地よいのではないでしょうか。
試す価値ありです!

イタリアワイン④モンテディロアリ バルドリーノDOCキアレット


産地:ヴェネト州
品種:コルヴィーナ50%、ロンディネッラ35%、ロッサネッラ15%

ワインとのペアリングを考えるときに食材の色とワインの色を合わせてみるのも一興です。
生ハムのもつ脂の甘み、塩味は実はロゼワインとも相性がいいのです。

モンテディロアリのロゼワインはその土壌由来なのか、甘みを思わせる果実感に塩味と好相性のミネラル感を持ち合わせているワインです。
それぞれの個性がパズルのように組み合わさり、体に染み込むようなじんわりとした美味しさを楽しめます。

イタリアワイン⑤アンティノリ ペポリキャンティクラシコ


産地:トスカーナ
品種:サンジョヴェーゼ、メルロー、シラー

イタリアの生ハムに是非とも合わせたい赤いワインは、やはりイタリアを代表するワインのキャンティがおすすめです。しかもこのキャンティを造っている生産者がすごいんです。

イタリア全土に10以上のワイナリーを所有しており、イタリア全土でその鳥に見合ったワインを造りだしているスペシャリストなんです。その生産者の本丸と呼べるのがキャンティです。
サンジョヴェーゼだけでなく、果実味豊かなメルローや、スパイス感のあるシラーをブレンドしてあるので、ちょっと熟成が進んで塩味の強くなったり、ナッツ感がある生ハムとも見事に調和してくれます。

イタリアの生ハムを食べるならぜひこのキャンティと一緒に楽しんでみてください。

スペインワイン①ヴィニャマルティナ カヴァブリュット


可愛いワンちゃんに騙されることなかれ。一般的なカヴァの熟成期間は法定期間通りの9か月ですが、このワインはなんと30か月も熟成させております。スパークリングワイン最高峰のシャンパーニュ(NV)よりも長い熟成期間です。

シャンパーニュの製法は、熟成期間が長くなるほど旨味が強くなると言われております。
このカヴァも30か月の熟成のおかげでこの価格ではありえない高級感です。きめ細かな泡立ちとコクのある味わい。

同じく熟成を重ねた生ハムと合わないわけがありません。
生ハムの旨味成分と、このワインの旨味成分が相乗効果で爆発します。
このワインを見かけたら「買い」です。

スペインワイン②マルケス・デ・グリニョン・ヴェルデホ


産地:ルエダ
品種:ヴェルデホ100%

スペイン2大白ワイン産地の一つであるルエダのワインです。ラベルのイメージそのままに白い花の香り持つワインで、フレッシュで爽やかな口当たりに、仄かに感じる花の蜜のニュアンス。

生ハムを食べたときに感じるオイリーな感じをやさしく包み込んでくれます。
生ハムの旨味を見事に引き出してくる名脇役です。

スペインワイン③ボデガスアバニコ ディルヴィオアルバリーニョ


産地:リアスバイシャス
品種:アルバリーニョ100%

スペイン白ワイン2大産地の二つ目がリアスバイシャスです。
スペインの中でもダントツに降雨量の多いこのエリアは、優れた白ワイン銘醸地です。
大西洋に面していることもあり、ワインにはどことなく海風を思わせるような塩味を強く感じます。

この造り手のワインはリアスバイシャスの個性を見事に表現しております。
生ハムの味わいを上回るくらいにミネラル感を持ったワインです。
先にご紹介したヴェルデホが生ハムの魅力を優しく引き出すとしたならば、こちらのワインはその個性によって、生ハムの魅力を正面突破で引き出します。
生ハムの塩味とワインの塩味が合わさり、病みつきです。口が、下が次々と求めてくる。そんな感じのワインです。

スペインワイン④クネリオハロサード


産地:リオハ
品種:テンプラニーリョ100%

スペインワインの1大産地リオハを代表する造り手のワインです。
数々の評論家からスペインワインNo1と認められてきた生産者でありますが、このワインは実にリーズナブルです。

パワフルなワインを造るテンプラニーリョの個性そのままに、ロゼワインにすることでこの造り手の本質が見えてくるようです。

エネルギッシュでありながらも繊細さを持ち合わせ、決して料理の邪魔をしません。
テンプラニーリョの持つチャーミングな果実味が生ハムとマッチします。

スペインワイン⑤ラウルぺレス ウルトレイアサンジャック


産地:ビエルソ
品種:メンシア100%

スペイン白ワインの銘醸地であるリアスバイシャスのあるガリシア地方にほど近いワインの産地です。
スペインワインのパワフルさはそのままに、冷涼な気候の国の赤ワインと間違えそうなくらいエレガントな味わいのワインです。

果実味でやさしく包み込むタイプではなく、その伸びやかな酸味で生ハムの脂の甘みを引き出させるワインです。
タンニン感もしっかりとあり、そのタンニンが脂と見事に結びつき旨味を感じさせます。

いかがでしたでしょうか。
ワインによってこんなにも生ハムから多くの魅力を引き出せるのです。

皆さんもこの機会に是非お家でマリアージュしてみてくださいね。

白乃 真緒

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ライターの白乃です。イタリアンレストランでの勤務をきっかけにワインも飲むように。 食事に合うお酒、お酒に合う食事を考えるのが毎日の楽しみです。

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