【2022年7月改訂】ソムリエ・ワインエキスパート二次試験合格へ対策と勉強方法教えます!


ソムリエ・ワインエキスパート試験の二次試験はテイスティングの実技試験。
なんとなく難しそう…自分にはできないかも…と思ってしまう人は多いようです。
しかし、コツを押さえた対策でしっかりと準備をすれば、全くの初心者でも独学で合格できます!
独学でワインエキスパートの資格を取得した筆者が、ソムリエ・ワインエキスパート二次試験合格への対策やコツなど勉強方法をふまえて紹介していきます。


目次
1.ソムリエ・ワインエキスパート二次試験とは?
2.合格率と過去の出題傾向について
3.白ワインの対策&勉強方法
4.赤ワインの対策&勉強方法
5.ワイン以外の対策&勉強方法
6.試験対策おすすめワインセット
7.ソムリエ・ワインエキスパート二次試験当日の注意点
8.まとめ
ソムリエ・ワインエキスパート二次試験とは?
ソムリエ、ワインエキスパート二次試験とは、日本ソムリエ協会が主催する呼称資格認定試験制度の実技試験です。
試験内容はテイスティング、いわゆる「利き酒」のテストになります。
二次試験は例年10月に開催されており、2022年の試験日は10月18日火曜日です。
ワイン、ワイン以外の酒類のテイスティングを行い、解答欄に記載されている選択肢からテイスティングコメントを選んで回答する形式を採ります。
合格率と過去の出題傾向について
日本ソムリエ協会が公表しているソムリエ・ワインエキスパート試験、直近7回の合格率は以下のとおりです。
2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ソムリエ | 42.1% | 37.9% | 29.8% | 26.5% | 23.5% | 29.0% | 40.9% |
ワインエキスパート | 40.7% | 43.3% | 44.2% | 32.8% | 33.1% | 38.2% | 39.6% |
二次試験のみの合格率は、日本ソムリエ協会からの公式データが公表されていません。
しかし、口コミの情報を総合すると、だいたい一次試験合格者の7~8割程度の合格率になっているようです。
受験者の中には、品種が1つしか当てられなくても合格できた人が数多くいます。
特別な技術を求められている試験ではなく、ワイン鑑賞の基礎ができているかを確認するテストであると言えます。
過去の出題傾向
ソムリエ・ワインエキスパート二次試験に出題された、ブドウ品種、生産国、生産年のまとめです。
ソムリエ二次試験
ワイン1 | ワイン2 | ワイン3 | ワイン以外 | |
---|---|---|---|---|
2021年 | ・シャルドネ ・フランス ・2019年 | ・サンジョヴェーゼ ・イタリア ・2018年 | ・メルロ ・アメリカ ・2017年 | ・ラム ・ヴェルモット |
2020年 | ・ソーヴィニヨン・ブラン ・フランス ・2018年 | ・シャルドネ ・日本 ・2016年 | ・ネッビオーロ ・イタリア ・2017年 | ・ホワイトポート ・ウォッカ |
2019年 | ・アリゴテ ・フランス ・2016年 | ・カベルネ・ソーヴィニヨン ・アメリカ ・2016年 | ・テンプラニーリョ ・スペイン ・2014年 | ・梅酒 ・ジン |
2018年 | ・トロンテス ・アルゼンチン ・2016年 | ・リースリング ・フランス ・2016年 | ・シラーズ ・オーストラリア ・2016年 | ・マデイラ ・カルヴァドス |
2017年 | ・甲州 ・日本 ・2016年 | ・カベルネ・ソーヴィニヨン ・オーストラリア ・2014年 | ・サンジョヴェーゼ ・イタリア ・2014年 | ・オー・ド・ヴィー・ド・キルシュ ・ドランブイ |
2016年 | ・シャルドネ ・フランス ・2014年 | ・シラーズ ・オーストラリア ・2014年 | ・マスカット・ベーリーA ・日本 ・2013年 | ・マデイラ ・バ・アルマニャック |
2015年 | ・ソーヴィニヨン・ブラン ・フランス ・2012年 | ・リースリング ・フランス ・2014 | ・ピノ・ノワール ・ニュージーランド ・2012年 | ・ジン ・スィート・ヴェルモット |
ワインエキスパート二次試験
ワイン1 | ワイン2 | ワイン3 | ワイン4 | ワイン以外 | |
---|---|---|---|---|---|
2021年 | ・リースリング ・フランス ・2019年 | ・ヴィオニエ ・フランス ・2019年 | ・テンプラニーリョ ・スペイン ・2017年 | ・カベルネ・ソーヴィニヨン ・チリ ・2018年 | ・テキーラ |
2020年 | ・トロンテス ・アルゼンチン ・2019年 | ・フランス ・シャルドネ ・2018年 | ・カベルネ・フラン ・フランス ・2018年 | ・ピノ・ノワール ・ニュージーランド ・2018年 | ラム |
2019年 | ・ソーヴィニヨン・ブラン ・ニュージーランド ・2018年 | ・甲州 ・日本 ・2017年 | ・サンジョヴェーゼ ・イタリア ・2015年 | ・カベルネ・ソーヴィニヨン ・オーストラリア ・2015年 | 紹興酒 |
2018年 | ・リースリング ・ドイツ ・2016年 | ・シャルドネ ・オーストラリア ・2015年 | ・メルロ ・日本 ・2014年 | ・グルナッシュ ・フランス ・2013年 | ベネディクティン |
2017年 | ・ソーヴィニヨン・ブラン ・チリ ・2015年 | ・ミュスカデ ・フランス ・2016年 | ・ガメイ ・フランス ・2015年 | ・マルベック ・アルゼンチン ・2015年 | サンブーカ |
2016年 | ・リースリング ・フランス ・2013年 | ・シャルドネ ・アメリカ ・2013年 | ・シラーズ ・オーストラリア ・2014年 | ・テンプラニーリョ ・スペイン ・2013年 | 泡盛 |
2015年 | ・リースリング ・オーストラリア ・2013年 | ・シャルドネ ・フランス ・2012年 | ・シラー ・フランス ・2014年 | ・カベルネ・ソーヴィニヨン ・アメリカ ・2012(エキスパート) | ・コニャック ・アマレット |
ブドウ品種について
過去7年で見ると、赤はカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー(シラーズ)が多く、白はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、甲州が多いことがわかります。
アリゴテのようなマイナー品種が登場した年もありますが、実際の試験では品種・生産年以上にテイスティングコメントの正確さが重要視されます。
ソムリエ・ワインエキスパート二次試験の対策としては、たくさんの品種のテイスティングに手をのばすよりも基本品種の対策を徹底すること。
具体的には「色や粘度といった外観」「香りの系統」「酸度」「タンニンの強さ」といった要素の分類ができるようになることが、合格への近道になります。
昨年までの出題形式

2021年までのソムリエ・ワインエキスパート二次試験の出題形式は、ペーパーによる選択式です。
会場に並べられたワイン・ワイン以外の酒類のテイスティングを行い、ペーパー内に記載されているテイスティングコメントの中から適切なものを選ぶことで回答を行います。
選択肢は次のような大項目があります。
- 外観
- 香り
- 味わい
- 評価
「外観」「香り」「味わい」については、たくさんある選択肢のなかから、あてはまるものを指示のあった個数分選んでいきます。
「外観」の項目を例に取ってみましょう。
外観は更に細かく「清澄度」「輝き」「色調」「濃淡」「粘性」「外観の印象」といった分類に分かれていて、分類ごとに複数の選択肢が用意されています。複数の選択肢の中から、適切なものを選んで回答していきます。
「評価」については、そのワインの全体の印象を選ぶ項目や、適した提供温度、グラスの大きさを選ぶ項目があります。
また、受験者の多くが気になっている「ブドウの品種」「生産国」「収穫年」は「評価」の中の一問にすぎません。
選択肢全体を見ると「外観」「香り」「味わい」の選択肢の数が非常に多く、全体の6割以上に上ります。
二次試験合格に向けた対策と勉強のコツ
二次試験合格に向けた対策では、基本品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー(シラーズ)、ピノ・ノワール、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン)の対策が不可欠。
それ以外の品種に手を広げるのは、基本品種の理解が十分にできてからにしましょう。
「飲んだことのない品種が出たときにどうするんだ!」と思われるかもしれませんが、品種がわからなくてもブドウの系統がわかれば「外観」「味」「香り」のコメントが共通します。
よって、ブドウ品種が外れても、その他の得点を得られる可能性が高くなるのです。
それでは、合格のための具体的なコツを見ていきましょう。
合格に向けたテイスティング対策のコツ
合格に向けたテイスティングのコツを6つ紹介します。この方法を最低2ヶ月は継続してください。
- 必ず2種類以上のワインを比較してテイスティングする。
- 飲む前に外観をよく見る。粘度、液面の輝き、濁り、色に注目する。
- 温かい地域か寒い地域かの違いを徹底比較する。
温かい地域はアルコールのボリュームが高く果実味が強い。寒い地域は酸度が高くミネラルを感じる。 - グラスは毎回同じ形のものを使う。できればテイスティング用のグラスを買う。
- 少しずつでいいので、毎日ワインを口にする。
- テイスティング用のワインはなるべく単一品種のもので2000円~4000円クラスのものを選ぶ。このくらいの価格帯でないと産地・品種の個性がしっかり出ておりません。
テイスティングコメント対策のコツ
試験ではテイスティングコメントを選択する必要があるため、書籍等で試験に出る選択肢をある程度把握しておく必要があります。
テイスティングコメントについての記載がある書籍がおすすめです。
白ワインの対策&勉強方法

白ワインのテイスティング対策では、主要品種3種類の徹底理解とできれば押さえたい3種類の特徴を把握することが大切です。
主要品種の違いを確実に理解してから、押さえたい3品種の練習に入るのが合格へのコツです。
主要品種3品種
・シャルドネ(フランス/アメリカ)
・ソーヴィニヨン・ブラン(フランス/ニュージーランド)
・リースリング(ドイツ/フランス)
できれば押さえたい3品種
・甲州(日本)
・ミュスカデ(フランス)
・ゲヴュルツトラミネール(ドイツ/フランス)
シャルドネ対策のポイント
シャルドネはブドウ品種自体の個性は強くないワインです。そのため、製造方法や産地からくる特徴に焦点を当てましょう。
<おすすめテイスティング方法>
・マコンやブルゴーニュのシャルドネの比較
・フランス産とアメリカ産の比較
最初にフランスのシャルドネで「シャルドネらしさ」を掴み、次に産地による比較をすることがコツです。
白ワインにしては樽香を強く残しているワインが多い傾向にあるので、そういった特徴を舌で覚えていくのがポイントです。
ソーヴィニヨン・ブラン対策のポイント
ソーヴィニヨン・ブランは、ハーブやアスパラガスのような爽やかな青さのある香りが特徴のワイン。比較的品種の特性が強く、理解しやすいブドウ品種です。
産地によって大きく印象が異なるので、産地の違いを捉えておきましょう。
<おすすめテイスティング方法>
・フランス産(ロワール、サンセール)とニュージーランド産の比較
どちらもソーヴィニヨン・ブランの大産地であり、品種の個性がつかめます。産地による違いも非常に分かりやすいです。
リースリング対策のポイント
リースリングはソムリエ・ワインエキスパート二次試験での出題率が非常に高く、合格に向けて必ず押さえておきたい品種の一つです。
冷涼な気候下で生産される品種のため、液面の輝きとキリッとした酸が特徴です。独特のミネラル感もあります。
<おすすめテイスティング方法>
・ドイツ産とフランス(アルザス)産の比較
余裕があれば、オーストラリアのものも飲んでみるといいでしょう。
できれば押さえておきたい品種対策のポイント
甲州やミュスカデは比較して飲んでおきましょう。どちらも個性が少なく穏やかな印象です。ミュスカデはロワールのペイ・ナンテ地区のものがベストです。
色の違いを比べてみると非常に分かりやすく、甲州はグレーやベージュがかったような色味が特徴的です。
ゲヴュルツトラミネールは非常に品種の特徴が分かりやすいワインになります。ドイツ産かフランス(アルザス)産のものをテイスティングしてみましょう。バラやライチの印象的な香りがします。
赤ワインの対策&勉強方法

赤ワインの主要品種3種類は、例年頻出ですので必ず特徴を覚えましょう。主要品種を理解したら、押さえたい3種類もテイスティング対策しておきましょう。
主要品種3品種
・カベルネ・ソーヴィニヨン(フランス/アメリカ)
・ピノ・ノワール(フランス/アメリカ)
・シラー(シラーズ)(フランス/オーストラリア)
できれば押さえたい3品種
・サンジョヴェーゼ(イタリア)
・ガメイ(フランス)
・テンプラニーリョ(スペイン)
カベルネ・ソーヴィニヨン対策のポイント
ソムリエ・ワインエキスパート二次試験として出題回数が最も多いブドウ品種のひとつで、しっかりと対策が必要です。黒い果実や森の香りがあり、黒く濃い外観をしています。
樽熟成による香りが強く出るワインが多いです。
<おすすめのテイスティング方法>
・カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーワインを数種類比較
・アメリカ産とフランス産を比較
初はオーソドックスなフランス産のカベルネ・ソーヴィニヨンを舌に覚えさせましょう。
次に出題回数の多いアメリカ産との比較をすると理解が深まります。
ピノ・ノワール対策のポイント
ここ5年の出題率が少ないものの、基本品種であるピノ・ノワールも過去出題率の高い品種です。透明感の高い赤い色をしているので、外観から当たりをつけることもできます。
<おすすめのテイスティング方法>
・ブルゴーニュとアメリカ産の比較
ブルゴーニュのピノ・ノワールはあまりにも安すぎるものは避けて、3,4000円台のものを購入したほうが、品種の特性が感じられてテイスティングに向きます。
シラー対策のポイント
ドロっと濃いワインで、スパイシーな風味があります。出題回数が多いですが、特にオーストラリア産の「シラーズ」の出題回数が多い傾向にあります。
<おすすめテイスティング方法>
・フランス産(コート・デュ・ローヌ)とオーストラリア産の比較
どちらも濃いワインですが、オーストラリア産特有の濃縮感を感じられたらOKです。
できれば押さえておきたい品種対策のポイント
サンジョヴェーゼはトスカーナワインをテイスティングしておきましょう。赤系の色み、果実味と酸のバランスを感じてください。
ガメイは、比較的似た系統であるピノ・ノワールと比較すると違いが捉えやすいです。
最近出題が増えている日本品種のマスカット・ベーリーAは、ガメイと同系統のテイスティング結果になります。イチゴの香りや粘性の少なさが特徴です。ピノ・ノワールに比べると香りもシンプルです。
スペイン産のテンプラニーリョも、余裕があればテイスティングしておきましょう。樽の香りが特徴的なため、同じく樽香のあるカベルネ・ソーヴィニヨンと比較すると、お互いの違いが捉えやすいです。
ワイン以外の対策&勉強方法
ワイン以外の種類は、ソムリエ・ワインエキスパート二次試験における配点も微々たるものなので、ワインに比べると重要ではありません。
とはいえ、ワイン以外の1点が合否を分ける可能性は十分にありますので、以下の対策で臨みましょう。
・「日本ソムリエ協会教本」に記載のある酒類で、全く見たり飲んだりしたことが無いものは、ネットの画像検索で外観(色)を確認しておく。
・教本の中からいくつかピックアップして、バーや居酒屋で飲んでみる。
ワインのテイスティングに自信がない場合、ワイン以外の対策にかける時間があれば、ワインの主要品種のテイスティングにかけたほうが合格の可能性は高くなります。
ワイン以外の酒類は、出題範囲が広く勉強しだすときりがありません。対策にはあまりのめり込みすぎないように気をつけましょうね。
ソムリエ・ワインエキスパート二次試験当日の注意点

ソムリエ・ワインエキスパート二次試験は、例年ホテル等の大会場で行われています。
実体験や、受験者の口コミから、当日の注意点をご紹介します。
歯磨き粉を使って歯磨きをして行かないように
会場への出発前に歯磨きをするときは、歯磨き粉を使わないようにしましょう。
歯磨き粉に含まれる成分は味覚が麻痺するため、テイスティング前には禁物です。
当日は緊張しているため、頭ではわかっていてもついつい習慣的な行動をとってしまいがち。うっかり歯磨き粉を使わないように気をつけてくださいね。
防寒対策を忘れずに
ソムリエ・ワインエキスパートの二次試験会場の冷房がかなり効いていて、非常に寒いです。
自分自身の防寒対策を忘れないようにしましょう。
また、ワインも冷えて香りが立たなくなっている可能性があります。開始直後は手で温めるのがコツ。香りを感じやすくなります。
会場には早めに到着しておく
例年ソムリエ・ワインエキスパート二次試験では、試験開始前からワインがテーブルに並んでいるケースが多いです。
早めに会場に到着すれば、ワインの外観をじっくり観察する時間が取れますのでかなり有利になります。
特に試験開始後は時間との戦いですので、開始までに外観の観察を終えてしまうと余裕をもって味のテイスティングに時間を割くことができます。
試験開始後は時間配分に注意
合格のためには、テイスティングコメントを埋めることを優先しましょう。たとえ品種がわからず悩んでも、そればかり気にするのはNGです。
二次試験の試験時間は、ソムリエ資格は40分、ワインエキスパート資格は50分です。
つまり、1本のワイン(リキュール)に対して10分しか時間がとれない計算になります。
10分間で、「外観の観察」「テイスティング」「品種や産地の分析」「テイスティングコメントの回答」まで行う必要があるので、品種の特定だけにかけている時間はありません。
試験中の時間配分には常に注意しましょう。
二次試験本番テイスティングのコツ
テイスティングは必ず白ワインから行うようにしましょう。アルコール度数が強いものからテイスティングを行うと、舌や鼻が麻痺します。
私が受験した際は、リキュールの出題が「ウイスキー」だったのですが、開始早々嗅いでしまって非常に後悔しました。一瞬鼻が効かなくなりとても焦りました…
ワイン以外は香りをかぐのも後回しにするのがコツです。
また、口を整えるための水が配られますが、水の配分にも気をつけてください。
会場によって「おかわりができた」という声と「おかわりができなかった」という声があります。口直しに使える水はグラス一杯分と思っておきましょう。
まとめ

ソムリエ・ワインエキスパート二次試験の合格には、コツを押さえた対策が不可欠です。
品種を絞ったテイスティングでワイン鑑賞の方法を覚え、教本や書籍でテイスティングコメントを選ぶ練習を重ねれば、独学でも合格することができます。
「外観を観察する」「基本品種の香りを覚える」「ボリュームや酸で生産地域を分析する」「適切なテイスティングコメントを覚える」
この方法を実直に行うことが合格への近道となります。
試験のプレッシャーは苦しいこともありますが、二次試験に向けた勉強はワインを深く味わう貴重な経験。ワインの鑑賞方法をじっくり学ぶことで、その後のワインライフが豊かなものになります。
ご紹介した対策やコツで、楽しく充実したソムリエ・ワインエキスパート試験勉強をしていただければ幸いです。合格をめざしてがんばってくださいね!

