話題の日本ワインについて知ろう!おすすめ日本ワイン10選

日本ワインについて説明していきます。日本ワインの産地とブドウ品種についても説明しながら、最後におすすめの日本ワインを紹介します。
目次
1.日本ワインと国産ワインは違う!?
2.日本ワインの定義とは?
3.国産ワインの定義とは?
4.日本ワインの産地について知ろう
5.日本ワインのブドウ品種も知っておこう
6.日本ワインのおすすめ10選!
日本ワインと国産ワインは違う!?

日本のワインが世界で注目され始めているのはご存知でしょうか?日本ワインは、ここ最近まで海外はおろか日本国内でも注目を浴びることはありませんでした。
しかし、2014年に世界最大のワインコンクール「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」で金賞を受賞したのが日本ワインです。このことをきっかけに日本ワインが世界でも脚光を浴び始めています。
とはいえ、日本には日本ワインと国産ワインという名称が2つあります。どちらも同じじゃないの?と思われる方も多いかもしれませんが、両者には明確な違いがあります。
ここでは、日本ワインと国産ワインの違いを解説いたします。
日本ワインの定義とは?

ワインにはブドウ品種や生産地、生産年など様々な情報がラベルに貼られています。日本ワインは、ワインボトルのラベル(エチケット)部分に日本ワインと表示することを許されています。
それは、国産のブドウだけを原料として使われ、日本国内だけで醸造されたものを「日本ワイン」と呼ぶからです。日本ワインは、地名や収穫年、ブドウ品種を表示することができます。
2018年10月には日本でもワイン法が施行され、日本ワインと呼ばれるための厳しい規定が定められました。
国産ワインの定義とは?

国産ワインと聞くと、国内で造られているブドウを使用したワインと思われる方も多いでしょう。
ワインが国内で馴染みが無いときは、日本ワインと国産ワインの明確な基準はなく日本ワインであっても国産ワインと呼ばれているものがありました。
しかし、2018年10月にワイン法が作られてからは日本ワインと国産ワインに明確な基準ができました。国産ワインは海外から輸入したブドウを使い日本で醸造されたものを「国産ワイン」と呼びます。
日本で売られているワインを「国産ワイン」だと思っている方は多く、日本ワインという言葉はまだまだ浸透していないと言えるでしょう。
日本ワインの産地について知ろう

日本ワインの代表的産地は、大きく分けて4つあります。それは、「北海道」「山形」「長野」「山梨」です。産地ごとに特徴に大きく違いがあります。ここでは、日本ワインの産地やワインの特徴について詳しく紹介していきます。
北海道

現在、北海道にはワイン製造の免許を持っている会社が20社あります。平成5年には8社しかなかったのですが、近年で一気にワインメーカーが増えました。
その理由の一つとして、北海道の気候がワイン用のブドウ造りに非常に適しているということが挙げられます。北海道で造られたブドウを使用すると非常に優れたワインができるということで、国内のみならず海外からも北海道に入植をしています。
また、北海道ではワイン祭が各地で定期的に開催されていて、地元民のみならず各地から北海道ワインを求めて観光に来る人も後を絶ちません。
山形

山形県内には14のワイナリーが点在しており、日本ワインの中では有名ブランドの産地でもあります。飲みやすい甘口ワインから始まり長期熟成が可能な高級ワインまで様々です。
近年、最も注目されたワインが朝日町ワインです。G7伊勢志摩サミットでマイスターセレクションバレルセレクションルージュ2013が二日目のワーキングランチで採用され、2018日本ワインコンクールでも受賞されるなど素晴らしいワインを造っています。
長野

長野県は全国でも有数のワイン銘醸地です。降水量が少なく日照時間も長いためブドウがすくすくと育ちます。そして、昼夜の寒暖差が激しいので、ブドウの糖度が高く、酸味のある優れたワインが出来上がります。
ブドウが育つ場所として非常に恵まれた環境でもあるので、栽培が難しいとされているヨーロッパ系のブドウ品種が多く作られています。
日本ワインは白ワインが多い傾向にありますが、長野県では赤も白も素晴らしい味わいのワインが作られています。
山梨

山梨県は日本で最大級のワイン産地です。中でも白ワインが非常に有名で国際的にも高い評価を受けております。日本ワインの中では歴史も長く明治時代から本格的にワイン造りを始めています。
山梨には80ものワイナリーが集まっており、ワイン通であれば一度は訪れたいワイナリーが多くあります。日本が世界に誇れる最大のワイン銘醸地と言っても過言ではありません。
日本ワインのブドウ品種も知っておこう

日本ワインで使われているブドウ品種は多いですが、その中でも日本の固有品種であり世界的にも注目されている品種を二つ紹介いたします。
甲州

甲州は白ワイン用のブドウで、世界的にも注目をされている品種の一つです。ブドウ自体は白ワイン用とは思えない、紫がかったピンク色をしているのが特徴です。病気に強いため、湿度が高い日本の気候であっても生育することができる品種です。
甲州ワインは軽やかで飲みやすくスッキリとした味わいであることが多いです。アルコール度数も控えめで和食と非常に合わせやすいワインとなるブドウ品種です。
マスカット・ベーリーA

ストロベリーやラズベリーなどの赤い果実や、キャンディーのように甘い香りが特徴的なブドウ品種です。ワイン用としてだけでなく、生食用としても非常に美味しく果汁と酸味、甘みのバランスが整ったブドウです。
味わいは軽やかで、タンニンが少なく、芳醇な香りと果実味、酸味のバランスが調和されているワインであることが多いです。合わせる料理も、すきやき、豚の角煮、ウナギのかば焼きなど甘辛いタレに非常に良くマッチしてくれます。
甲州とマスカット・ベーリーAの二つは国内でも有名なブドウ品種ですが、他にもヤマ・ソービニヨン、ブラッククイーン、リースリングリオンなど評価の高いブドウがたくさん作られています。
日本ワインのおすすめ10選!
日本ワインのおすすめを10選紹介致します。今から紹介するワインは、どれを飲んでも素晴らしく、高い評価を得ております。
赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインを選出致しましたので飲んでみたいという方は是非お試し下さい。
マンズ酵母の泡 甲州スパークリング
日本ワインのスパークリングで一番人気があります。繊細で泡立ちが長く続き、エレガントなワインです。どの料理とも合わせやすい辛口のスパークリングワインです。
香りが複雑に絡み合い、口当たりも優しくで飲み飽きしないのでパーティに持っていきたい一本です。
北海道ワインおたる ナイヤガラスパークリング
生食としても人気のマスカットぶどう特有の香りと甘口で非常に飲みやすいスパークリングワインです。普段ワインを飲まない方にもおすすめできるほどに飲みやすいワインです。
口に含むと爽やかな炭酸で、口中に果実がはじけ飛ぶような感覚に襲われるほどに美味しいスパークリングです。
ジャパンプレミアム甲州
ジャパンプレミアム甲州は和柑橘を感じさせてくれる気品高い上品な香りと、辛口の日本酒を思わせてくれるような軽やかな飲み口が和食とピッタリ合います。
特に塩系の魚介類との相性は抜群で、サンマの塩焼きや天ぷらと合わせると箸が止まらなくなります。
グランポレール 余市ケルナー
グレープフルーツや青リンゴを想像させる瑞々しいフルーティな香りのワインです。辛口らしくすっきりした飲み口に仕上がっていて、魚介類と合うのは勿論ですが、特にサーモンやマグロの赤身の握りずしとも絶妙な相性を楽しませてくれます。
安曇野ワイナリー ナイアガラ 辛口
長野県産ナイアガラ種100%の辛口ワインです。ナイアガラ特有の甘く華やかな香りが特徴で、飲んでみると甘い香りとは裏腹にキレの良いドライな白ワインです。
爽やかで少し強めな酸味が、マリネやちらし寿司、サラダと良く合います。夏の暑い日にキリっと冷やし飲みたい一本です。
五月長根葡萄園 リースリングリオン
岩手県大迫町で造られている甲州とリースリングの交配種であるリースリングリオンは、酸味と香り、果実味のバランスが非常に素晴らしいワインです。
「良いワインは良いブドウからしか生まれない」という信念を持ち、畑づくりからこだわっています。牡蠣と合わせると美しいハーモニーを奏でてくれます。
塩尻メルロー
長野ワインを代表する塩尻地区で造られたメルロー100%のフルボディ赤ワインです。香りはスモーキーでカシスなどの黒系果実を感じさせるワインです。
しっかりとしたタンニンと、自然な甘さを感じることができる品質の高い一本です。
登美の丘 赤
サントリー登美の丘ワイナリーで造られてます。スミレやバラの香り、ほどよい酸味とシルキーなタンニンで非常にバランスの良いエレガントな味わいの赤ワインです。
そのエレガントな味わいはフランスボルドーの一流シャトーを思わせてる非常に品質が高いワインです。
シャトーメルシャン 椀子メルロー
ドライフルーツを思わせるほどの凝縮した果実味、たばこやチョコレート、コーヒーを思わせる香り、長熟にも耐えそうな力強いタンニンを持つバランスの良いワインです。
出来の良い年ともなると入手困難になるほどの人気赤ワインです。見かけた場合は、即買いしても良いくらいにおすすめの一本です。
日本ワインと国産ワインは似て非なるものということはご理解いただけたでしょうか?日本ワインは、世界中から注目を浴びていて今後もさらに飛躍をすることでしょう。
日本のワインは年々レベルが上がっているので、一度試してみるのも非常に面白いのではないでしょうか。