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ウナギに合うワイン5選!世界のウナギ料理やお取り寄せ商品も紹介

トピックス

ビタミンやミネラルが豊富で疲労回復や滋養強壮、夏バテにもピッタリのウナギ。土用の丑の日を毎年心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。ウナギといえばジュージューに焼いた蒲焼に秘伝のたれをご飯と一緒にかけるイメージが日本人にはあります。

また日本酒やキンキンに冷えたビールに合わせる方も多いのでは。じつはウナギは蒲焼だけではなく、様々なレシピがありワインにも合わせやすいです。この記事では、お家で楽しむウナギ料理とワインについて詳しくご紹介いたします。

土用の丑の日とは

土用の丑の日はどのような意味や由来を持っているのかと聞かれて、すぐに答えられる方は少ないのではないでしょうか。

「土用」と「丑の日」には、それぞれ違った意味や由来があります。ここでは土用の丑の日の意味について詳しくご紹介します。

土用とは

土用の丑の日に使われている「土用」とは、中国において五行が由来となっており季節の変わり目を表した暦日のことです。

五行とは「木・火・金・水・土」の5つが要素となっており、さまざまな事柄にあてはめられています。季節で例えると「春は木」「夏は火」「秋は金」「冬は水」と考えられています。

しかし土だけはどの季節にも該当せず、季節の変わり目という意味を持ち「土旺用事」とされています。この土旺用事を略して「土用」と呼びました。

土用は立春・立夏・立秋・立冬直前の18日間で、基本的にはどの季節にも土用は存在します。2021年の冬の土用は1月17日~2月2日、春は4月17日~5月4日、夏は7月19日~8月6日、秋は10月20日~11月6日の間となっています。

2021年の夏の土用の丑の日は、7月28日(水)となっています。

丑の日とは

一方で丑の日とは、十二支の「子丑寅卯辰巳羊猿鳥犬亥」の中の丑(うし)を指します。

年が変わるごとに使われている干支ですが、日付け・方角・時間を数えるときにも使われています。

また干支の日にちは12周期で数えるため、日本古来の二十四節気で数えられた18日間において干支の周期の12日目を「丑の日」といいます。

世界の鰻料理とは?

日本で鰻といえば蒲焼として食べるのが一般的です。しかし蒸してから甘辛いたれをかけながら、炭でじっくりと焼き上げる鰻料理は日本独特の料理といってもよいでしょう。

日本以外にも世界にはさまざまな鰻料理があります。どのような鰻料理があるのかを調べましたので、蒲焼以外のウナギ料理を食べてみたい方は参考にしてくださいね。

シラスウナギのアヒージョ(スペイン)

スペインではニホンウナギのように太くて長いウナギを食べる習慣がありません。スペインで食べられているウナギは、シラスウナギという種類です。

その中でもシラスウナギの稚魚を食べる習慣があります。良く食べられているのがアヒージョです。

シラスウナギを鷹の爪とニンニク、たっぷりのオイルで煮込みます。一緒にエビやイカを入れて食べてもおいしいですよ。

シラスウナギのアヒージョの正式名称は「アングラス アル アヒージョ」と言います。

ヤツメウナギのボルドー風赤ワイン煮込み(フランス)

ウナギ料理はフランスでも食べられています。主にボルドーで食べられている料理で、地元産のボルドーワインと香味野菜を一緒に煮込んだバターで仕上げる「ランプロワ・ア・ラ・ボルドレーズ」です。

ヤツメウナギは日本では馴染みがない種類なので、食べたことがある方は少ないかもしれません。当然ボルドーワインとぴったり合う料理なので、食べる機会があればメルローの比率が高いボルドーと合わせるのがおすすめです。

ウナギのスナック(インドネシア)

インドネシアでは以前から日本用ウナギの養殖が盛んに行われてきましたが、脂の乗り方や香りが日本人好みではないため商品化が難しいとされてきました。

それでも研究を重ね続けインドネシアではウナギの養殖を成功させている企業も出てきています。インドネシアではウナギのスナックが良く食べられているようです。サクサクとした食感が非常に人気でビールやワインにもピッタリの一品です。

アール・ズッペ(ドイツ)

アール・ズッペは北ドイツのハンブルグで作られる代表的なウナギ料理です。酢漬けにしたウナギの切身とつけ汁に、白ワインや野菜をたっぷりと加えた酸味のあるスープです。

ウナギの骨はしっかりと抜いてありハーブで臭みを取られているので、生臭みもなく柔らかくてプリプリの美味しいウナギが楽しめます。

ウナギに合うワインとは

ウナギといえば日本酒と考えている方も多いのではないでしょうか。じつはウナギはワインとの相性が非常に良い食べ物です。上記で説明した通り世界にはさまざまなウナギ料理が存在します。

日本のウナギの蒲焼とは違い食べ方も国によってさまざまです。ここではウナギに合うワインをいくつかご紹介いたします。

モンテス・アルファ・シラー

甘辛いタレと香ばしい炭の香り、スパイシーな山椒の蒲焼にはシラー品種の赤ワインが非常にピッタリです。

チリのプレミアムワインとして有名なモンテスアルファシリーズは、スパイシーなアロマとしなやかで滑らかなタンニン、豊富な果実味が全体のバランスを整えている魅力的な赤ワインです。

シャトー・トロット・ヴィエイユ

「ウナギにはサンテミリオン」とソムリエ協会の教本に書かれているほど、おすすめされているボルドーワイン。とくにランプロワ・ア・ラ・ボルドレーズといったウナギの赤ワイン煮込みとマリアージュします。

シャトー・トロット・ヴィエイユは生産数が少なく日本に入ってくる量は多くありません。しかしサンテミリオンではPremiers Grand Crus Classes Bに格付けされており、ボルドー・メドックの3級~2級格付けと同等の価格帯です。

エレガントさが特徴的でピーマンのような青い植物のニュアンスが強く、濃厚な果実味とまろやかなタンニンが楽しめます。ウナギのかば焼きにも合わせやすいですが、赤ワイン煮込みと大変合う一本です。

フェウドアランチョ グリッロ

ウナギと白ワインを合わせるのであれば、ウナギの白焼きがおすすめです。ゆっくりと蒸し焼きにし塩やワサビを付けて食べると美味しいですよね。このあっさりした味わいと程よい脂の乗りが白ワインがマリアージュします。

「フェウドアランチョ グリッロ」はシチリアでコスパが高いワインとして知られており、白桃のようなジューシーな果実味と紅茶やジャスミンのような爽やかな香り。まろやかで豊かな酸味はワインのボリューム感を引き立てています。

カイケン・スパークリング・ブリュット

ウナギにはスパークリングワインが合うのはご存じでしょうか。中でもピノノワール主体のしっかりとしたスパークリングが、うなぎの土臭さをかき消して、楽しめます。

カイケンはチリのモンテス社がアルゼンチンで手掛けているシリーズです。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵を行い、青リンゴの爽やかな香りとバターの濃厚なニュアンス、しっかりと感じるミネラルでうなぎの蒲焼・白焼き両方に合わせやすいワインです。

オート コート ド ニュイ オー ヴァロン ルージュ ミシェル グロ

2017 ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ オー ヴァロン ルージュ ミシェル グロ 赤ワイン 辛口 フルボディ 750ml Michel GrosBourgogne Hautes Cotes de Nuits au Vallon Rouge

ウナギといえばピノノワールというほどピッタリくるワインです。ピノノワール特有の土臭さや濃厚な果実味が蒲焼としっかりマリアージュしてくれます。

「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ」の果実香は、凝縮感のあるフランボワーズやチェリー、バラやスミレを思わせる花のような香りの特徴を持っています。豊富な果実味と綺麗な酸味、きめ細やかなタンニンを楽しめるブルゴーニュワインです。

通販で取り寄せるおすすめのウナギ

2021年は7月28日に「土用の丑の日」を迎えますが、スーパーで中国産のウナギを購入せずに通販で取り寄せされる方が多いようです。ここでは、通販で取り寄せるおすすめのウナギについてご紹介いたします。

【数量限定】鹿児島県産ブランドうなぎ

うなぎ生産量日本一の鹿児島県大隅半島で育てられたウナギを、熟練の職人が一尾ずつ蒲焼に仕上げています。ウナ丼以外に、ひつまぶし、柳川風、ウナギの握りなどバリエーションは豊富あります。

一尾180g前後と食べ応え抜群の大型サイズで専門店の約2倍となっています。さらに価格も非常に安く税込2,999¥です。数量限定なのでウナギを食べたい方は、早めに購入することをおすすめします。

【ふるさと納税】期間限定・訳アリの国産ウナギ3尾

天然の地下水で養殖されたたっぷりサイズのウナギ。ふるさと納税として購入できるので、税金対策にもおすすめです。しっかりと焼き上げした後、真空パックしているため出来立ての美味しさをいつでも楽しめます。

茨城県産ウナギが3尾入っており、1尾ごとのサイズが不揃いなため訳アリ価格の格安で購入が可能です。ご飯と一緒に食べても良し、お酒のおつまみとしてもピッタリと色々な食べ方で楽しめます。

豊橋うなぎ 紅白ギフトセット

蒲焼と白焼きが同時に楽しめるウナギセットです。豊橋産のニホンウナギを使用しており、ベテランの職人が一尾一尾丁寧に捌き、時間をかけて焼き上げています。

夏目商店のウナギは8つの養殖池で飼育履歴を完全に把握できるようになっており、生育状況を把握し餌の食いなどによって体調管理を行い病気の発生を未然に防いでいます。

蒲焼と白焼きの両方がセットとなっているので、赤・白ワインはもちろんスパークリングやロゼワインとも合わせられます。

まとめ

うなぎは香りが独特であるため、ワインと合わせるのは難しいと考えている方も多いでしょう。しかしウナギの特徴とワインの特徴を合わせれば、けっして難しい問題ではありません。

ワインは多くの種類があり、ぶどう品種や生産地によっても味わいや香りが全く違います。食材によっては合わせるのが難しいかもしれませんが、どの食材にも合うワインはあります。

自身が合わせたい食材を色々なワインで試してみると、新たな発見があるかもしれません。ぜひ、この記事を参考にあなたが思うマリアージュを探してみてくださいね。

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ワイン大好き37歳です!イタリア・フランスは勿論、南アフリカやアルゼンチンなど生産地を問わずに大好きです。 高級ワインはめったに飲めないので、1000円台の...

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