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極上の甘口「アイスワイン」とは?おすすめもご紹介

トピックス

みなさんは「奇跡のワイン」とも形容されるアイスワインを飲んだことはありますか?アイスワインは極上の甘口ワインで、上品な甘みが特徴です。

「アイスワインってなに?」「アイスワインに合う料理を知りたい」「おすすめを知りたい」
と思っている方はぜひ参考にしてください。


アイスワインとは
アイスワインに合う食材
おすすめアイスワイン3選【ソムリエセレクト】
アイスワインを楽しもう!

アイスワインとは

アイスワインは「ワインを凍らせたもの」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、アイスワインとは、凍ったぶどうを使って造られるワインです。

通常ワインは9~10月の秋に収獲の時期を迎えますが、アイスワインは12~2月の寒い時期、さらに氷点下8℃以下になったら収獲する、という独自の決まりがあります。

成熟したぶどうが外気の寒さで凍ると果皮内の水分が減り、自然と果汁が凝縮されて、糖度があがります。

そしてぶどうを凍った状態で収穫しすぐに圧搾することで、甘みを含んだ果汁のみを取り出せることができるのです。

糖度が上がった果汁は、余計な水分を含まないので本来の1割以下の僅かな量しか搾汁できません。つまり大量生産が難しく、自然と希少性が上がっていきます。

アイスワインの味わい


甘口ワインは、「貴腐ワイン」や「ポートワイン」など様々な種類がありますが、それらに比べると、アイスワインはさっぱりとした甘みと飲み口が特徴です。酸味も感じられるので、甘ったるい印象はあまり受けません。

キンキンに冷やした状態だと、アイスワイン特有の華やかな香りや甘みが感じにくくなってしまいます。そのため、冷蔵庫から出して30分ほど置いた状態(10℃前後)が飲み頃です。

アイスワインの起源と産地


アイスワインは18世紀末にドイツのバイエルン地方でたまたま生まれました。本来なら氷結したぶどうは捨てるしかなかったのですが、当時の貧しい農民たちが試しに作ってみたところ、甘美なワインが出来上がった、というのが起源です。

次第にバイエルン地方から地理的にも近いオーストリアに製造法が伝わり、オーストリアでもアイスワインが造られるようになりました。さらに、安定的な生産を求めてカナダのオンタリオ州に移住していく農民が増えていきました。

現在、アイスワインという名称は国際登録商標になっており。カナダ、ドイツ、オーストリアの3ヶ国のみで生産されたワインを「アイスワイン」と名乗れます。その3ヶ国の中でも、最もアイスワインを生産しているのがカナダです。カナダ全体のワイナリーの約20%がアイスワインを造るワイナリーと言われています。他の国で造られたワインは、たとえ製法が同じでもアイスワインと名乗ることはできません。

アイスワインに合う食材

アイスワインは極甘口に仕上がっていますが、ねっとりした甘ったるい印象はなく、飲み口はさらりとしていて、後味がさわやかなのが特徴です。

その甘味と合わせるつまみとしてメジャーなのが「ブルーチーズ」。ブルーチーズ特有のコクと青カビ由来の塩味がアイスワインに非常にマッチします。

また、一般的には食後酒として楽しまれることが多いので、チョコレートやバニラアイスクリームとの相性も良いでしょう。

なかでもドライフルーツを練り込んだチョコレートはフルーツの果実味と一緒に味わえるのでおすすめです。

おすすめアイスワイン3選【ソムリエセレクト】


最後におすすめのアイスワインをカナダ、ドイツ、オーストリアから各1本ずつセレクト。どれも個性がしっかり出ていてとても上質なアイスワインです。

Vita(ヴィタ) ヴィダル アイスワイン


【カナダのアイスワイン】
VQA(Vintners Quality Alliance、ブドウ醸造業者資格同盟)で品質管理が認められている高級アイスワイン。 酸味は穏やかで、極上の甘み。使うぶどうはカナダを代表するヴィダル。クリスマスやバレンタイン、記念日などに大切なパートナーと一緒に楽しみたい一本です。

ラインヘッセン ヨット・ハーン


【ドイツのアイスワイン】
ドイツのワイン銘醸地であるラインヘッセン産のアイスワイン。シルヴァーナーを100%使用し、さわやかな酸味とのバランスが素晴らしい出来。冷やしすぎず、10℃前後でゆっくりと食後にいただきたいリッチな一本です。

ツァント アイスワイン 木箱入


【オーストリアのアイスワイン】
ウィ―ン南西部、ノイジードラーゼ湖産のアイスワイン。木箱に入っているので贈呈品としてもぴったりです。欧米各国のワインコンテストでメダルを受賞する実力派のアイスワインでもあります。はちみつのような濃厚な甘みとスパイシーな香りが印象的。

アイスワインを楽しもう

収穫時期をあえて遅らせて、過酷な極寒のなか手摘みで収穫したり、鳥獣被害に遭わないように工夫をこらしたりと、生産者の大変な苦労の中生まれる極上の甘口ワインがアイスワインです。ぜひ試してみてください。

吉川 大智

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世界40ヶ国200都市の酒場とワイナリーを訪問した元バーテンダー。ワインバーのマネージャーを経て、現在多数のメディアにてコラムやエッセイを執筆するライターと...

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