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宅飲みでワインを美味しく飲もう!

トピックス

“ワインを家で飲むにはハードルが高そう・・・”と思っていませんか?
ワインは保存方法と適温を守れば、宅飲みでも大活躍のお酒です。今回は、抜栓前と抜栓後での自宅でのワインの保存方法と、宅飲みでのワインの適温とその方法をご紹介します。

また、宅飲みでは食事と一緒にワインを飲む人も多いと思います。そこで、普段の食事のおかずを例に、食事と一緒にワインを楽しむときの選び方や例も一緒にお伝えしていきます。
宅飲みにピッタリのコスパが高いワインも10つ挙げていますので、すぐに宅飲みでワインが楽しめますよ。

目次
1.自宅でワインを保存する方法
 1-1.ワインを保存するのに適した環境
 1-2.抜栓前のワインの保存方法
 1-3.抜栓後の残したワインの保存方法
2.ワインの適温って?
 2-1.赤ワインの飲み頃の適温
 2-3.白ワインの飲み頃の適温
 2-4.ロゼワインの飲み頃の適温
 2-5.オレンジワインの飲み頃の適温
 2-6.スパークリングワインの飲み頃の適温
3.普段のおかずにワインを合わせてみよう
 3-1.料理とワインを合わせるときのポイント
 3-2.チーズフォンデュ
  【クロード・ネル ロワール シュナンブラン】
 3-3.煮込みハンバーグ
  【レ キャンティジャーネ キャンティクラシコ デル コンテ】
 3-4.天ぷら
  【テュルクハイム アルザス リースリング】
 3-5.鶏の唐揚げ
  【プロセッコ スペリオーレ ヴァルドッビアーデネ ゼロ ズッケリ ブリュット】
4.コスパ抜群!安旨ワインの選び方とおすすめ10選
 4-1.いま高コスパワインを選ぶなら
 4-2.赤ワイン
 ① 【レ キャンティジャーネ キャンティクラシコ デル コンテ DOCG】
 ② 【エコ・バランス ピノ・ノワール】
 ③ 【デル・スール カベルネ・ソーヴィニョン】
 ④ 【カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチャーノ・ダブルッツオ】
 ⑤ 【コノスル カベルネソーヴィニヨン レゼルバ】
 4-3.白ワイン
 ⑥ 【テュルクハイム アルザス リースリング】
 ⑦ 【ジェイコブス クリーク リースリング】
 ⑧ 【サンタ バイサンタ カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン シャルドネ】
 ⑨ 【カール ジットマン ツェラー シュバルツ・カッツ】
 4-4.スパークリングワイン
 ⑩ 【マンズワイン 甲州 酵母の泡】
 
 

自宅でワインを保存する方法

ワインは保存方法に気を付けなければいけないお酒です。なぜなら保存の状態によって、徐々に風味が変化していってしまうからです。
ワインを保存するためには、ワインの保存に適している専用のワインセラーが一番ですが、一般的ではありませんよね。
ワインセラーがなくても、ワインの風味をできる限り劣化させずに自宅で保存するための条件とポイントを、抜栓前・抜栓後に分けてお伝えしていきます。

ワインを保存するのに適した環境


ワインは瓶詰めされてからも瓶の中で熟成が進んでいるため、毎日風味が変化していきます。

ワインにとって良い環境を保つことができれば、風味の変化を抑えて新鮮なままワインを楽しむことができますよ。
ワインは生きていると思って、保存方法には気を付けていきましょう。

▽温度
ワインを保存する際に適した温度は、少し涼しめの13度前後。
また、温度変化があるとワインの劣化につながってしまうため、出来るだけ適温を保つことができる場所での保存を心がけましょう。

保存方法について、“常温”という言葉がよく使われますが、この常温にはばらつきがあります。
日本工業規格の定める常温は15度~25度、厚生労働省が定める常温は夏の室内で25~30度、冬の室内では15度~20度とされています。
このままだと温度の幅が広いため、“常温”での保存であったとしても、ワインにとっての適温は13度程度だと覚えておくと良いですね。

▽湿度
理想的な湿度はおよそ70%です。
この湿度は、ワインのコルクが乾燥しない程度に設定されています。
ワインのコルクが乾燥してしまうと、“コルクが開かない”、“オープナーを刺したらコルクがボロボロになった”、“酸素が入る隙ができて酸化してしまった”ということにつながります。

▽場所
ワインは光を浴びても劣化しますので、暗所保存が基本です。
直射日光をはじめとした太陽の光はもちろん、蛍光灯などの電気の光もよくありません。

▽匂い
コルク栓は空気と一緒に匂いも通してしまいます。ワインそのものの香りを楽しむためにも、周りに匂いの強いものがある場所での保存は避けましょう。
コルクではなくスクリューキャップの場合は、心配ありません。

抜栓前のワインの保存方法


ワインの劣化とコルクの乾燥を防ぐためには、ワインの周りを保護するとより安心です。

ボトルに新聞紙を巻けば光を通しませんし、発泡スチロール箱の中にワインを入れたりすれば、冷暖房を使ってもワインの温度変化は緩やかになります。
コルクを乾燥させないために横にして保存しますが、スクリューキャップの場合は立てて保存しても良いでしょう。

【ワインの保存に適した場所】
・床下スペース、納戸
 家の中の冷暗所としては、床下の収納スペースや納戸がおすすめです。低温状態のまま一定に保ちやすく、光が入ることもありません。
キッチンの戸棚なども温度を低く保ちやすいですが、比較的室内の温度に左右されやすいため、適宜チェックが必要です。

・野菜室
 室内では低温を一定に保つのは難しい、という場合におすすめしたいのが野菜室です。
野菜室は温度管理には良いですが乾燥が少し気になるため、コルク部分にラップ、ボトル全体に新聞紙を巻いて保存すると良いでしょう。

抜栓後の飲み残したワインの保存方法


一人で飲む場合など、ワイン1本は飲みきれない場合もありますよね。
抜栓後は香りの抜けや酸化による味わいの変化が目立ってくるため、出来る限り早めに飲み切りましょう。長くとも1週間以内が目安です。

抜栓後には、「ワインストッパー」の使用もおすすめです。
ワインボトルの中の空気を抜いて真空状態にしてくれるため、一度抜栓したワインも新鮮な状態で保存ができますよ。
ワインの他、日本酒や醤油などにも使用可能です。

【ワインの保存に適した場所】
・冷蔵庫
抜栓後のワインは冷蔵庫での保存がおすすめ。コルク部分はラップを巻いておくと安心です。
ワインを飲むときの適温としては低いため、飲む前に冷蔵庫から出して温度調節をすると良いですね。

ワインの適温って?

ワインは種類によって、それぞれ飲み頃の温度が違います。
味わいや香りなど、ワインそのものが持っているものを楽しむためにも、適温に調節して飲みましょう。

赤ワインの飲み頃の温度


ライトボディ :約11度(ボージョレ・ヌーヴォーなど)
ミディアムボディ :約15度(ピノ・ノワール、ガメイなど)
フルボディ :約18度(メルロー、カベルネ・ソーヴィニョンなど)

ライトボディ(軽口)はボージョレ・ヌーヴォー、ミディアムボディ(中口)はピノ・ノワールやガメイ、フルボディ(重口)にはメルローやカベルネ・ソーヴィニョンなどが挙げられます。
ワインの渋みは温度が低いときは強調され、高いときにはまろやかに感じられます。
そのため、タンニンの渋みを感じやすい重口ワインは高めの温度が適しています。

白ワインの飲み頃の温度


辛口:約10度 甘口:約7度

白ワインの飲み頃の温度が赤ワインと比較して低めなのは、酸味で引き締めることができるからです。
また、温度が低くなることで甘さもすっきりと感じられるため、甘口は辛口よりも低めの温度設定になっています。
しかし温度が低くなると、香りを感じにくくなってしまいます。白ワインならではの豊かな香りを楽しむためにも、冷やしすぎは注意しましょう。

ロゼワインの飲み頃の温度


辛口:約12度 甘口:約9度

甘口のロゼワインは、甘みを口に残しすぎないためにも辛口よりも少し低めの温度が適しています。

オレンジワインの飲み頃の温度


ライトボディ:約11度 フルボディ:約14度

ライトボディ(軽口)のワインはピノ・グリ、フルボディ(重口)のワインにはムツヴァネなどが挙げられます。ボリューム感を保ったまま渋みが強くならないように、少し高めの適温です。近年人気が上昇しているオレンジワインですが、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

(オレンジワイン記事リンク)

スパークリングワインの飲み頃の温度


約6度

スパークリングワインは、しっかり冷やして飲むのに適しています。
熟成期間の長めのシャンパーニュが持つ複雑な香りや味わいを感じたい場合は、もう少し高めの温度でも良いかもしれません。

普段のおかずにワインを合わせてみよう

宅飲みでワインを楽しむときは、食事と一緒なことも多いですよね。
普段のおかずにワインを合わせるときは、どのような選び方をしたらよいのでしょうか?料理とワインを合わせるときのポイントと、いくつかのおかずに合うワインをご紹介していきます。

料理と合わせるときのポイント


料理とワインを合わせるときには、2つのポイントがあります。

▽温度
料理とワインの温度差が小さいほど、相性は良くなります。
サラダなどの冷たいものには、飲み頃の温度が低い白ワイン。煮込み料理や肉料理には、飲み頃の温度が高い重口のワインなど、温度が近いものを選びましょう。

▽色
料理の色とワインの色を合わせてみましょう。
クリーム煮には白ワイン、トマトソースなら赤ワイン、というようにソースなどの色からも判断ができます。

チーズフォンデュ


ワインに合う食事として代表的なチーズ。
チーズフォンデュはベースに白ワインを使うことから、白ワインだと合わせやすくなります。

おすすめのワインは、【クロード・ネル ロワール シュナンブラン】。
ブドウの品種であるシュナンブランは花やりんごの密、フルーツのような華やかで少し甘味のある香りが特徴。
意外と酸味がしっかりと感じられるため、チーズと合わせることでまろやかに仕上がります。
チーズフォンデュの具材にはフルーツが使われることもありますが、シュナンブランはりんごとの相性が良いため、具材にりんごを追加してみるのも良いかもしれません。

【クロード・ネル ロワール シュナンブラン】

原産国:フランス
産地:ロワール
ワイナリー:クロード・ネル
品種:シュナンブラン
タイプ:白ワイン
味わい:辛口
ボディ:フル

煮込みハンバーグ


万人に人気のある煮込みハンバーグ。
肉料理でトマト系のソースのため、少しボディに重さのある赤ワインと相性が良いでしょう。

おすすめのワインは、【レ キャンティジャーネ キャンティクラシコ デル コンテ】。
香りはフルーティ。香りと同じく果実感が豊かな味わいで、タンニンは柔らかい赤ワインです。
このワインで使われているブドウのサンジョヴェーゼは、トマトの香りや酸味と似通る部分があるため、トマト系の料理との相性は抜群。煮込みハンバーグもその料理のうちの一つです。
長くじっくり煮込んだハンバーグには、ワインも熟成期間が長いものがおすすめ。

【レ キャンティジャーネ キャンティクラシコ デル コンテ】

原産国:イタリア
ワイナリー:レ キャンティジャーネ
品種:サンジョヴェーゼ、カナイオーロ・ネロ
タイプ:赤ワイン
味わい:辛口
ボディ:ミディアムボディ~フルボディ

天ぷら


和食の中でも定番の天ぷら。食卓に出てくることも多いのではないでしょうか。
ワインは洋食と合わせるイメージが強いかもしれませんが、意外と和食との相性も良いものです。
中でも天ぷらはワインとの相性が良い料理です。天ぷらと合うのは白ワイン。塩とつゆのどちらでも合いますよ。

おすすめのワインは、【テュルクハイム アルザス リースリング】。
塩とつゆのどちらにも合いますが、とくに塩で天ぷらを食べる場合におすすめ。
高めの爽やかな酸味と塩味のある、ミネラル感のあるワインです。天ぷらをつける塩そのものだけでなく、天ぷらの具材にはミネラルを含むものが多いため、ミネラル感のあるワインとの相性は抜群。

【テュルクハイム アルザス リースリング】

原産国:フランス
産地:アルザス
ワイナリー:テュルクハイム
品種:リースリング
タイプ:白ワイン
味わい:辛口
ボディ:ミディアムボディ~フルボディ

鶏のから揚げ


老若男女問わず人気のある、鶏の唐揚げ。
ワインの種類を選ばない料理ですが、中でもおすすめはスパークリングワインです。
鶏の唐揚げといえば、一緒に飲むお酒がビールというイメージがありますよね。同じく炭酸の含まれるスパークリングワインとも相性が良いですよ。

おすすめのワインは、【プロセッコ スペリオーレ ヴァルドッビアーデネ ゼロ ズッケリ ブリュット】。
こちらのワインの味わいは極辛口です。鶏の唐揚げにレモンの相性が良いように、極辛口で酸味の強いワインも鶏の唐揚げとの相性も抜群です。

【プロセッコ スペリオーレ ヴァルドッビアーデネ ゼロ ズッケリ ブリュット】

原産国:イタリア
ワイナリー:ラトルデータ
品種:グレラ、ヴェルディーソ
タイプ:発泡白
味わい:極辛口
ボディ:ライトボディ~ミディアムボディ

コスパ抜群!安旨ワインの選び方とおすすめ10選

頻繁にワインを飲むなら、美味しいのに安いワインがあると嬉しいですよね。
ここからは、厳選したコスパ抜群のワインをご紹介していきます。

いま高コスパワインを選ぶなら


ワインの産地には、ニューワールド(新世界)というジャンルがあります。
ニューワールドは、イタリアやフランスなどワイン造りの歴史が長いヨーロッパ諸国以外の産地のことを指していて、アメリカやオーストラリア、チリなどが挙げられます。日本もニューワールドに含まれます。

これらの国のワインは、比較的価格が低いものが多いです。
価格が低くてもそのクオリティは高く、果実感の高い香りと味わいが特徴のものが豊富ですよ。
高コスパワインを簡単に見分けるには、産地に注目すると良いでしょう。

赤ワイン


① 【レ キャンティジャーネ キャンティクラシコ デル コンテ DOCG】

原産国:イタリア
ボディ:ミディアムボディ~フルボディ
特徴:豊かな果実感とコク、柔らかいタンニンが特徴

② 【エコ・バランス ピノ・ノワール】

原産国:チリ
ボディ:ライトボディ~ミディアムボディ
特徴:さわやかな味わいと滑らかな口当たり。花やベリーの香りがほんのりと感じられます。

③ 【デル・スール カベルネ・ソーヴィニョン】

原産国:チリ
ボディ:フルボディ
特徴:カシスのようなアロマと豊かなタンニン。しっとりとした上品な味わいながら、飲みやすさもあるワイン。

④ 【カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチャーノ・ダブルッツオ】

原産国:イタリア
ボディ:フルボディ
特徴:高めのアルコール度数と、豊かでパワーのある果実感が特徴。

⑤ 【コノスル カベルネソーヴィニヨン レゼルバ】

原産国:チリ
ボディ:フルボディ
特徴:ブラックチェリーのアロマと複雑な味わいが特徴。タンニンが豊富で、余韻が長く楽しめるワイン。

白ワイン


⑥ 【アルザス ピノ・ブラン キュヴェ・レゼルヴ】(テュルクハイム葡萄栽培者組合)

原産国:フランス アルザス地方
ボディ: 辛口
特徴:パイナップルのような甘酸っぱいフレッシュな香り。トロピカルフルーツの香りもあります。平均樹齢が36年のピノ・ブラン100%から造られ芳醇な味わいです。

⑦ 【ジェイコブス クリーク リースリング】

原産国:オーストラリア
ボディ: 辛口
特徴:フルーティーな香りと軽やかなミネラルが相性の良いワイン。

⑧ 【サンタ バイサンタ カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン シャルドネ】

産地:チリ
ボディ: 辛口
特徴:クセがなく、グレープフルーツや花の香りと軽やかな酸味が特徴。

12本セット

⑨ 【カール ジットマン ツェラー シュバルツ・カッツ】

産地:ドイツ
ボディ:甘口
特徴:柑橘系の爽やかな香りと、フルーティーな酸味と甘みのあるワイン。

スパークリングワイン


⑩ 【マンズワイン 甲州 酵母の泡】

原産国:日本
ボディ:ミディアムボディ

ワイン保存の温度・湿度など考えてしまうと、面倒だなと思ってしまうかもしれません。しかしそれは、ワインをおいしく飲むための1つの要素です。ぜひ一度お試しになって、宅飲みでワインを美味しく飲もう!

服部 真緒

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ライターの服部です。イタリアンレストランでの勤務をきっかけにワインも飲むように。 食事に合うお酒、お酒に合う食事を考えるのが毎日の楽しみです。

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