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お酒で旅する 〜ギリシャ〜

トピックス

ギリシャのお酒についての紹介をしていきます。ワイン、レッツィーナ、ウーゾ、ギリシャビールについて、おすすめの商品もご案内いたします。また、ウーゾについては飲み方の説明もしておりますので、ぜひご覧ください。

目次
1.ギリシャ固有品種のワインを味わう
2.ギリシャ独自の白ワイン「レッツィーナ」
3.ギリシャ の有名なお酒「ウーゾ」
4.暑い夏にぴったりなギリシャビール

ギリシャ固有品種のワインを味わう

ギリシャワインは日本ではまだなじみが少ないですが、ワインの生産では最も長い歴史をもつ国の一つとして知られております。

ギリシャワインの特徴として、固有品種にフォーカスしていることが挙げられます。ギリシャで栽培されているブドウ品種は約300種類と言われており、このうち固有品種が90%、国際品種が10%です。 この章ではギリシャワインの歴史、どのような固有品種なのか、そして造られるワインにはどのような特徴があるのかを解説します。

ギリシャワインの歴史


ギリシャワインには4000年以上の歴史があることが明らかとなっています。長い歴史の中で人の移動に伴い、西ヨーロッパへのワイン造りの伝播、キリスト教の儀式での使用を経て脈々とワイン造りがなされてきました。

ただ、20世紀に入ってからはフィロキセラの拡大、戦争や内戦、政治的混乱からワイン産業が落ち込みました。しかし、1970年代に入ってから設備投資がなされることで品質が向上し始めます。

さらに1990年代に入ると新しいギリシャワイン造りの動きが出始めます。フランスなどヨーロッパ各地でブドウ造りとワイン醸造を学んできた若者が台頭してきました。彼らが掲げたのが「固有品種」への注力です。島しょ部が多く、標高高く傾斜が多い畑では昔から個性をもったブドウが栽培されてきました。そこに注目した若い生産者たちは、近代の醸造技術を生かしながら、産地の風土を生かしたワイン造りを始めます。

21世紀に入るとワイン観光などの産業も向上し始めます。固有品種100%で品種の個性を生かしたワイン、また固有品種と国際品種とブレンドした質の高いワインが造られ、国際的な評価も高まってきたのです。

ギリシャワイン生産者の特徴


ギリシャワインの生産者は小規模が多いのも特徴です。丘陵地帯にある上、乾燥した気候ではブドウ収量も低くなります。造り手は小規模ですが、コストパフォーマンスに富んだワイン造りがなされています。

おすすめの固有品種ギリシャ白ワイン


【アシルティコ】

サントリーニ島の主要品種で酸が強く、柑橘系や白い花のような爽やか印象をもったワインを生み出します。

ミロナス・ワイナリー
アシルティコ

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【ロディティス】

ピンク色の果皮をもち、完熟したメロンや柑橘類のしっかりとした香りをもつワインとなります。心地よい苦みをもち、さわやかな印象。

ザシャリアス・ヴィンヤーズ
オミクロン・ホワイト

おすすめの固有品種ギリシャ赤ワイン


【アギオルギティコ】

ザクロや赤色ベリー系果実が凝縮した、果実味とバックボーンにある酸味で立体的な味が楽しめます。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローとブレンドされることも。

ザシャリアス・ヴィンヤーズ
アギオルギティコ・ザシャリアス・オーガニック

クシノマヴロ

ブラックチェリーやチョコレートのニュアンスをもつ、凝縮感のある味を楽しめます。「クシノ」とは「酸」、「マヴロ」とは「黒い」を意味します。

キリ・ヤーニ
ラミニスタ

ギリシャ独自の白ワイン「レッツィーナ」

レッツィーナとは松脂の香りをつけたギリシャ独自のワインです。

古代ギリシャン時代、ワイン保存の為アンフォラに蓋をして松脂を塗って封をしたところ、松脂の香りがワインに移ったことが起源とされています。

独特の風味をもつことから好き嫌いが分かれるところです。現代では松の樹脂をティーバッグのようにしてワインに入れて醸造し、風味付けしたワインをレッツィーナとして生産しています。風味もマイルドでエレガントな味わいのモダンタイプも生産されております。

レッツィーナの名は原産地呼称制度で保護されており、Traditional Designationというギリシャの歴史に価値があると認められたワインのカテゴリーに格付けされています。

アオトン・ワイナリー
レッツィーナ

ギリシャ の有名なお酒「ウーゾ」

ウーゾ(Ouzo)とはハーブを蒸留酒に漬け込んで再度蒸留して得られるギリシャのリキュールです。この章ではウーゾとはどんなお酒か、どういった飲み方をするのかを解説します。

ウーゾとはどんなお酒か


ハーブはアニス、フェンネルなど300以上ある醸造所のオリジナルレシピに基づいて使用されます。また蒸留酒はギリシャのワインを造った後のブドウかすから造られる、イタリアのグラッパのようなお酒が使用されます。

他の国にもある香草・薬草系リキュールであるアブサン(フランス)、サンブ-カ(イタリア)、ラキ(トルコ)と同じく、水を混ぜると白く濁ります。風味はハーブを漬け込んでいるため独特です。アルコール度数は38度から48度前後に仕上げられます。

2006年にはEUの原産地呼称制度によってその名前と産地が保護されています。

ウーゾに合わせたい料理


【合わせたい料理】

ウーゾには独特のハーブ系の風味があるため、塩・スパイス・酸味の効いた料理がおすすめです。ギリシャでは、メゼと呼ばれる複数の前菜を少しずつ食べながらお酒を飲む習慣があります。それに倣い、アンチョビ、イワシ、タコを焼いてレモンをかけたもの、塩コショウの効いたお肉料理、ミントをきかせたミートボールなどのシンプルなお料理などいかがでしょうか 。

ウーゾの飲み方


【ウーゾの水割り】

ストレートでも飲めますが、水割りやロックもおすすめです。 水を入れると白く濁るのが楽しいですよね。

【ウーゾ・レモネード(Ouzo Lemonade)】

ウーゾ 60ml
レモン果汁 45ml
水 180ml
はちみつ ティースプーン1杯(お好みで調整してください)
ミント 3枚

1、ウーゾをグラスに注ぐ
2、ミントを入れて軽くつぶす
3、はちみつを入れて混ぜる
4、水を入れて混ぜる

【ウーゾティーニ(Ouzotini)】

ウーゾ 25ml
ウォッカ 25ml
パイナップルジュース 100ml
ライム果汁 ティースプーン1杯

1、全ての材料と氷をシェイカーに入れて混ぜる
2、マティーニグラスに注ぐ

【カクテル「ギリシャの悲劇(Greek Tragedy)」】

ウーゾ 20ml
甘口ヴェルモット 20ml
ラズベリーリキュール※ 20ml
ライム果汁 15ml
※(ベリー系甘口リキュールがあれば他のものでもよい)

1、全ての材料と氷をシェイカーに入れて混ぜる
2、冷えたクープ型シャンパーニュグラスに注ぐ

おすすめのウーゾ


ウーゾ12

数あるウーゾの中でも世界一、ギリシャ国内でもシェアナンバーワンを誇る銘柄です。

暑い夏にぴったりなギリシャビール

ギリシャでもビールは造られており、地中海性の暑い気候に相応しいラガータイプのビールが造られています。日本の暑い夏にもぴったりのビールですね。

ここ10年ほど、小規模のビール醸造所が情熱を込めてローカルビールを生み出しています。ギリシャ本国に行かなければ飲めないビールがたくさんあるようです。

もちろん日本のスーパーマーケットや酒屋さんでもギリシャビールが販売されています。以下のビールは日本でも買うことができますので探してみてくださいね。

Eriko

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ワインに携わって17年目。日本ソムリエ協会・元ワインアドバイザーのほうのソムリエ。ワインライター・翻訳家(英→日)。不器用だけど自炊と手作りが好き。好きな言...

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