新年度に贈りたい、思い出に残るワイン

新年度の時期は何かとお祝いの季節。思い出に残るワインをお送りしてみてはいかがですか?
3月4月は卒業・入学・入社など、何かと贈り物をしたりもらったりと何かとお祝いの季節です。今回はもらって喜ばれるワインを厳選してご紹介します。
新年度の贈りものはどんな形で送るのがベスト?

新年度は人生の門出。
新生活を迎える人には素敵なプレゼントでお祝いしてあげたいものです。
とは言っても、贈りものを渡すタイミングやマナーについて迷う人も多いのではないでしょうか。
この章では、どのようにプレゼントを贈れば良いか解説します。
贈り物をする時期
まず、3月に卒業、4月に入学や就職が決まっている場合は、入学祝い・就職祝いを優先しましょう。
卒業と入学でお祝いを贈ると、相手が恐縮してしまう場合があります。
過度なお祝いで気を遣わせないように配慮が必要です。
ただ、贈りものに厳格なマナーはありません。
進学・就職先が決まっていない場合や、過去に相手から卒業と入学のタイミングで贈り物をされた時には卒業祝いを贈りましょう。
贈りものが届くタイミングは進学・就職が確実ならば3月の初旬から中旬がベストなタイミングです。
どうしても遅くなってしまう場合には、ゴールデンウィーク前までには渡せるようにしましょう。
贈り物の金額
金額の相場は、自分の孫へお祝いを贈る場合は1万円~3万円、甥っ子や姪っ子に贈る場合は5000円~1万円程度が目安です。
あくまで目安なので、友達に贈る場合や自分が学生・社会人になりたての20代であれば、3000円~5000円くらいで問題ありません。
お金やギフト券で贈る風習もありますが、以下のようなデメリットもあります。
- 味気なく感じられたり、冷たい印象をもたれる場合がある
- はっきりとした金額がわかるため、金額によっては不満に思われたり気を使わせてしまう
- 目上の方への現金は失礼にあたる場合がある
贈り物は「お祝いの気持ちを伝えること」が大切です。
メッセージカードを添えたり、想いの気持ちがこもった品物をプレゼントしてお祝いの気持ちを伝えましょう。
贈りものの飾り付け
お祝いとして新札を渡す場合は熨斗(のし)袋に入れて渡しますが、ワインを贈る場合にはお祝い用のラッピングサービスやギフトボックスを利用しましょう。
メッセージカードを一緒に贈れるサービスもあるので、よりお祝いの気持ちを伝えることができます。
ワイン初心者への卒業祝い、入学祝いにはこのワイン!

ワインの価格帯は1,000円以下から数万円を超えるものまで、とても幅が広いのが特徴です。
さらに、ワインには縁起のいい由来のあるものや祝い事のイメージがあるものもあります。
ワインボトルのエチケット(ラベル)も華やかさがあるものもあり、贈り物にはピッタリ。
ワイングラスやワインオープナーのようなワイングッズと一緒に渡す事もできるのでおすすめです。
今回は、相手が恐縮しない程度の価格帯でおすすめのワインをご紹介します。
アタ・ランギ クリムゾン ピノ・ノワール 2019
アタ・ランギとはニュージーランドの先住民族、マオリの言葉で「新しい始まり」「夜明けの空」という意味がある赤ワインです。
このワインはロンドンで開催される世界最大級のコンテスト、インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティションで、最優秀ピノ・ノワール・トロフィーを3度も受賞。
瞬く間にニュージーランドのトップ・ワインと評価されるようになりました。
入学や就職などの新しい始まり、これから躍進していく人生の節目にピッタリです。
味わいはチェリーのような温かみある果実感、土っぽい複雑さと広がりのあるソフトなタンニン。ブルゴーニュ地方にある獣感に、花のニュアンスも感じられます。
甲州テロワール・セレクション 祝
日本固有のブドウ品種「甲州」で造られた白ワイン。
「祝」の文字が大きく入ったエチケットはお祝いの贈りものにピッタリです。
「祝」は使用する甲州ぶどうの造られた土地の名で、「祝」を醸す勝沼醸造は日本ワイナリーアワードで5つ星を受賞しています。
白桃のようなアロマ、穏やかな果実味とほのかな苦味は繊細な和食にもよく合います。
ファン・ヒル ドス・メセス シルバーラベル
桜エチケットがとても印象的なスペインの赤ワインです。
生産者は ファン・ヒル、 スペインのフミーリャを代表する造り手で、手の届きやすい価格なのに味わいはとてもゴージャス。
ワインの評論家として有名なロバート・パーカーさんは「価格が5倍の一流ボルドーにも引けをとらない!」とまで大絶賛されるほど高評価です。
カシスやブルーベリーなど黒~青系ベリー系果実の完熟した果実感、スパイスのアクセントに干しナツメグの甘さがあります。
そして樽熟成由来のクリーミー&スモーキーな香りも加わった贅沢な味わいです。
入社、転職祝いにはこのワイン

キムラセラーズ ソーヴィニヨン・ブラン
日本人醸造家の木村滋久さんによって造られる大人気の白ワインです。
エチケットは桜でKoru(ニュージーランド原産のシダの新芽)を表現しています。
現地ではKoruが「新しい始まり」「成長」「調和」などの象徴と言われており、新天地でこれから頑張る人へのエールになるでしょう。
味わいもフレッシュな酸と熟れた果実感が特徴で、シドニー・インターナショナル・ワイン・コンペティション2016のソーヴィニヨン・ブラン部門ではゴールドメダルを受賞。
レモンやグレープフルーツのような柑橘の香りとパッションフルーツや洋ナシ、さらにハーブや白い花のニュアンスが調和したエレガントなワインです。
シャトー・グロリア
フランスのボルドー地方の上質な畑で造られる、深みのある赤ワインです。
シャトー・グロリアはわずか6ヘクタールの畑から始まり、名だたる名門シャトーから信頼を勝ち取ることで畑を譲り受けてワイン通から絶賛されるシャトーになりました。
この経緯は、これから新天地で信頼を勝ち取りながら成長していく人への応援のメッセージになるでしょう。
ワイン名である「グロリア」は、「栄光」という意味があり、天使がラッパを吹いてお祝いしているかのようなとても縁起がいいエチケットも特徴です。
味わいは甘美なタンニンを備えた、丸みとコクがあります。
レッドチェリー、カシスの華やかなアロマと濃密な果実味、華やかな味わいが魅力の一品です。
クレマン・ダルザス ブリュット・キュヴェ 金のマネキネコ
名前からも幸運を招きそうな縁起のいいワインです。
スパークリングワインは炭酸の泡も華やかで、祝い事のイメージもあります。
どんな料理にも合わせやすいのもスパークリングワインの魅力。
その中でも「金のマネキネコ」は手招きしている猫と金のエチケットが目をひきます。
これから接客業や営業職に挑戦する人に贈ると喜ばれるでしょう。
味わいも青リンゴやレモンのような爽やかさ、すっきりとした辛口のスパークリング白ワインです。
春の暖かい季節にはクール便がベスト

せっかく用意したお祝いのワインも贈りたい相手が遠かったり予定が合わない場合、贈りものを渡すタイミングを逃してしまうかもしれません。
ベストなタイミングで届くようにするためには、配送業者に頼む必要があります。
その場合にはクール便がおすすめです。
理由はワインは温度変化に弱いデリケートなお酒だからです。
3月〜4月は気温の変化が激しい季節の変わり目。
日中の寒暖差が激しい季節に常温で配送すると、ワインの劣化につながります。
さらに、暖かい日のトラックの積荷は日光で高温となりやすいため、急激な温度変化で瓶の中のワインが膨張してしまいます。
すると、コルクが持ち上がって液漏れやガス抜け、ワインが酸化してしまうかもしれません。
液漏れをしたワインが届いてしまうとガッカリしますし、封が開いてしまったワインは酸化して「お酢のような異臭」がしてしまいます。
せっかくのプレゼントを美味しく飲んでもらうためにも、クール便で温度を一定に保ったまま配送してもらいましょう。
まとめ
ワインはすぐに飲まなくとも熟成の楽しみもあります。また、資格試験やオーディションなどの合格祝いにも喜ばれるでしょう。思い出に残るあなただけの贈り物をしてみてはいかがですか?