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ワインで健康になる!

ワインの基礎知識

ワインが健康や美容に良いという話を見聞きする機会は多いと思います。赤ワインと白ワインとでは、含まれる成分や期待できる効果に違いがあります。
この記事では、そもそもなぜワインは体に良いのか、赤ワイン・白ワインそれぞれの期待できる効果と、健康面から見た時により効果的な飲み方についてご紹介します。

目次
1.ワインとブドウの違い
2.赤ワインはポリフェノール・白ワインには食中毒予防?
3.美味しい!健康!
4.健康な飲み方とおすすめワイン

ワインとブドウの違い

ブドウは、日本では生食用として消費されるのが約9割ですが、世界で生産されるブドウの約8割は、ワイン用として使われています。
ワイン用のブドウは生食用に比べて糖度が高く、酸味が強いのが特徴です。また、小粒で皮が分厚く、種は多め。皮の部分に香味成分を豊富に含んでいて、凝縮した味わいのワインに仕上がります。
ブドウには、エネルギー源となるブドウ糖や果糖などの糖質や、疲労回復に役立つクエン酸が豊富に含まれています。糖分はブドウを発酵させる過程で、ほとんどがアルコールへと変化します。そのため、多くのワインでは、仕上がった時点では甘みを感じにくくなります。
酸は、ワインの味わいに大きな影響を与えるだけでなく、発酵中の酵母の生育を助け、細菌から守るという役割を果たしています。
多くの健康効果があることで知られるポリフェノールは、赤ワインの原料となる黒ブドウに豊富に含まれています。ポリフェノールは主にブドウの皮と種から抽出されます。生食用のブドウや果汁だけを飲むブドウジュースよりも、皮や種も一緒に破砕して使う赤ワインの方が、ポリフェノールの含有量が高くなります。
また、ブドウは発酵させる過程で果汁の構造が変化するため、生の状態よりもポリフェノールが増加し、抗酸化作用が高まるという研究データも発表されています。
ブドウの持つ栄養を最大限に取り入れるには、ワインを飲むのがおすすめです。

赤ワインはポリフェノール・白ワインには食中毒予防?

ワインには、嬉しい健康効果がたくさんあります。
中でも特によく知られている成分は、美容や健康に良いと言われる「ポリフェノール」ですね。ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分の総称物質の総称で、植物が光合成を行うときに生成されます。カテキン、フラボノイド、イソフラボンなども、ポリフェノールの一種です。ワイン以外にもチョコレートやブルーベリー、リンゴ、グレープフルーツ、緑茶などもポリフェノールを豊富に含んでいます。
ワインの場合、主に赤ワインの原料となる黒ブドウの果皮や種子に多く含まれているため、白ワインよりも赤ワインの方がポリフェノールが豊富です。とはいえ、赤ワインだけが健康に良いというわけではなく、白ワインにも嬉しい健康効果があります。
ブドウを原料として造られるワインですが、赤ワインと白ワインではより多く含まれる成分が異なります。ここでは、赤ワインと白ワインに含まれる主な成分と、期待できる健康効果の違いについて解説します。

赤ワイン


赤ワインは、体内で悪玉コレステロールが酸化するのを抑え、動脈硬化や脳梗塞の予防に効果的だと言われています。ポリフェノールは、ブドウの果皮や種の部分に多く含まれていて、多くの種類があります。赤ワインは醸造工程で果皮や種も一緒に使うため、果汁のみを使用する白ワインよりも、赤ワインの方がポリフェノール含有量が多いです。赤ワインは、次の3つの成分の健康効果が高いことで知られています。

●ピセアタンノール … 脂肪の増殖を抑えて、脂肪の燃焼を促進。血糖値の上昇を抑制。ダイエット効果。

●レスベラトロール … 活性酸素の働きを抑制し、肌トラブルを防ぐ。アンチエイジング効果。脳梗塞や認知症、アルツハイマー症の予防。

●アントシアニン … 動脈硬化の予防や血管の増強効果。眼精疲労の回復や視力の改善。

白ワイン


白ワインには、食中毒菌に対する強い抗菌力があります。「生牡蠣にシャブリ」という組み合わせは大変有名ですが、魚介類に白ワインを合わせるのは成分的に見ても、とても理にかなっているのです。
また、白ワインは赤ワインより量が少ないながらも、質の高いポリフェノールを含んでいます。分子量が小さいため吸収しやすく、白ワインの抗酸化力は赤ワインより高いのも特徴です。白ワインは、次の2つの成分の健康効果が高いことで知られています。

●有機酸(アミノ酸、クエン酸、リンゴ酸、カテキンなど)… 抗菌、殺菌効果。食中毒予防。ミネラルの吸収アップ。疲労回復。食欲増進効果。

●酒石酸カリウム …利尿作用、むくみ予防。体内の塩分を体外へ排出する働き。血圧を下げる効果。

赤ワイン・白ワイン両方


赤ワイン、白ワイン両方に多く含まれる成分もあります。
ブドウの果肉に多く含まれる「ペプチド」は、学習や記憶に関わる脳神経ホルモンの働きを助ける作用があり、脳の機能改善に有効だと考えられています。

美味しい!健康!

動物も植物も、紫外線をたくさん浴びたりストレスが続いたりすると、活性酸素が作られます。人の場合は、激しい運動やレントゲン、加工食品、喫煙など活性酸素が作られる要因は複数ありますが、体内に活性酸素が溜まることによって健康な細胞を傷つけてしまいます。そして、老化や病気を招くことにも繋がります。
特に赤ワインに多く含まれるポリフェノールは、こうした活性酸素を体から取り除く働きを持っています。
ワインを飲むことで、ワインに含まれている有効成分から健康や美容効果が得られます。加齢による老化現象は誰にでも起こるもので避けられませんが、ポリフェノールの働きで老化の速度を遅らせることは可能です。
動物性脂肪の多い肉やバターなどをたくさん摂る生活をしているフランス人は、心臓病で死亡する確率が低いという研究結果があります。要因のひとつに挙げられているのが、ワインに多く含まれるポリフェノールの効果です。これは、「フレンチ・パラドックス」と呼ばれています。

また、白ワインは高い殺菌効果を持つ有機酸を多く含んでいるので、お刺身やお寿司と合わせて楽しむのがおすすめです。生魚を食べる機会も多い日本人にとって、美味しく飲みながら食中毒の予防もできるのは、まさに一石二鳥ですね。

さらに、赤ワインも白ワインも、他の醸造酒に比べて糖質が少ないという特徴があります。
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると、100ml中に含まれる糖質は、ビール(淡色)が3.1g、純米醸造酒が4.1gなのに対して、赤ワインは1.5g、白ワインは2.0gと低糖質。ワインはダイエット中の人にも嬉しいお酒なのです。

健康な飲み方とおすすめワイン

ワインがいくら美味しくて体に良いからといって、飲みすぎは健康を損ねてしまいます。肝臓に負担をかけないよう、空腹時にいきなりワインをたくさん飲まず、料理と一緒に楽しむのが上手な飲み方です。せっかく美味しいワインを楽しんだ後に悪酔いしないためにも、合間にはこまめに水を飲んで、体内のアルコール濃度を薄めるよう心がけましょう。水を飲む量の目安は、飲んだアルコールと同じくらいかそれよりも多めにするのが効果的です。
そして、週に1~2日は休肝日をつくり、1日に飲むワインの適量はグラス1~2杯を目安にしましょう。これは、厚生労働省が提唱している「1日の適度な飲酒は、純アルコールで20g程度」というガイドラインに沿った量です。
また、21時以降の飲酒は太りやすくなり、睡眠の質が下がる可能性があります。夜遅くの飲酒は睡眠が浅くなり、質のよい睡眠にならないため控えるのが無難です。

健康を気遣う人におすすめのワインの選び方をお伝えします。

●ボディのタイプで選ぶ
 赤ワインの中でも渋みが強く、どっしりとした重みのあるフルボディタイプは、ポリフェノールの一種であるタンニンが豊富です。ブドウ品種で言うと、カベルネ・ソーヴィニョンがおすすめ。

●色調で選ぶ
 ポリフェノールは、色調が濃いワインに多く含まれています。深い色合いの赤ワイン、熟成した琥珀色の白ワインは抗酸化力が高くおすすめです。

産地で選ぶ
 温暖な産地で収穫されたブドウは、凝縮感がある濃厚な味わいとなり、ポリフェノールをより多く含んでいます。チリのカベルネ・ソーヴィニョンやオーストラリアのシラーズなどがおすすめ。

たとえば、サッポロビールから発売されている「ポリフェノール・有機酸でおいしさアップワイン」シリーズは、ワインの嬉しい健康成分に注目したワインです。低価格のペットボトルタイプで、デイリーワインとして飲むだけではなく、料理の隠し味に入れるなど幅広く使えます。

■ポリフェノール/有機酸でおいしさアップシリーズ
https://www.sapporobeer.jp/wine/polyphenol_yuukisan/

ワインは、適量を守り休肝日も作りながら飲めば、体に良いお酒です。より効果が得られる選び方・飲み方を知って、ワインの美味しさと健康の両方をゲットしてくださいね。

椿れもん

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ワインを愛するライター/ラジオパーソナリティー 持ち前の好奇心と“美味しいものセンサー”の感度には自信アリ。 文章や声で“言葉のご馳走”をお届けし、あなたの...

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