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知っておきたいロゼワインの基礎知識

ワインの基礎知識

世界的にはすでに大きなブームとなっているロゼワイン。日本でも毎年人気が増しています。今回は、そのロゼワインの基礎知識と合わせる料理、オススメのシャンパン、スパークリングを含めてご紹介します。

目次
1.ロゼワインとは
2.ロゼワインの製法について
3.ロゼワインに合う料理
4.おすすめロゼワイン 10選

ロゼワインとは

ピンク色が美しく食卓を華やかに彩ってくれるロゼワインですが、そもそもロゼワインってどんなワインかご存知ですか?その色から赤ワインと白ワインを混ぜたものと思っている人もいるかもしれませんが、実はつくり方は様々です。
ロゼ(Rose)とは、フランス語でバラのこと。ロゼワインは、バラのようなピンク色をしたワインの事をいいます。その美しい色合いから、特に女性に人気のワインです。


赤ワインや白ワインとの
つくり方の違い


赤ワインと白ワインの違いは、一般的には原料となるブドウの違いです。赤ワインは黒ブドウで、白ワインは白ブドウを使ってつくられます。ただし、ブドウの色だけではなく、つくり方にも違いがあります。

白ワインは、ブドウの果皮や種子を取り除き、果汁だけを発酵させます。対して赤ワインは、果汁とともに果皮と種子をタンクに入れて発酵させます。この発酵が進むと、果皮に含まれている赤いアントシアニン色素や渋みの成分であるタンニンが抽出されるため赤ワインとなるのです。

一方、ロゼワインのつくり方にはいくつかの方法があります。赤ワインと同様に果皮も一緒に発酵させ、美しいピンクの色合いになったところで果皮を取り除く方法(セニエ法)や、白ワインと同じつくり方で、黒ブドウを潰す際に自然に果汁に色を移す方法(プレス法)、黒ブドウと白ブドウを混ぜて仕込む方法(混醸法)などがあります。詳しくは後ほどご説明します。   

ロゼワインの種類


ロゼワインには、色合いの濃いものと淡いものがあります。先ほど説明したつくり方の違いによるもので、果皮と一緒に発酵させ、美しいピンクの色合いになったところで果皮を取り除く方法だと比較的濃い色合いになります。一方、白ワインと同じつくり方で、黒ブドウを潰す際に自然に果汁に色を移す方法だと淡い色合いに仕上がります。また、スパークリングタイプのロゼワインもあります。

ロゼワインの製法について(プレス法、セニエ法、混醸法)

では具体的に、それらの製法について解説しましょう。

プレス法


プレス法は、直接圧搾法ともいわれる製法で、黒ブドウを使って白ワインと同様のつくり方をする方法です。白ブドウと違って、黒ブドウの場合には潰す際に、果汁に若干果皮の色が移ります。しかし、圧搾して果汁を絞ったあとには果皮は取り除かれるため、タンニンが少なく爽やかな色合いと味わいのロゼワインになります。

セニエ法


セニエ法は、赤ワインと同様に果皮も一緒に発酵させ、美しいピンク色合いになったところでタンクの下から果汁を抜いて果皮を取り除く方法です。この果汁を抜く様子が、「血抜き(フランス語でセニエ)」に似ていることから、セニエ方式と呼ばれています。果皮を加えたまま、ある程度発酵させることから、色素やタンニンが抽出されるため、プレス方式(直接圧搾法)より濃い色合いのロゼワインに仕上がります。

混醸法


混醸法は、赤ワインに使われる黒ブドウと白ワイン用の白ブドウを一緒にプレスして発酵させる方法で、ドイツのロートニングが有名です。プレス後の発酵工程は赤ワインと同じです。混醸法で大切なことは、発酵前に混ぜることです。ヨーロッパでは一部を除き、発酵した後の赤ワインと白ワインを混ぜることは認められていません。

ブレンド法


ブレンド法は、赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインにする方法で、ヨーロッパではシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインにのみ認められている方法です。日本で販売されているワインの中には、スパークリングでなくとも赤ワインと白ワインを合わせて仕上げたものもあります。

ロゼワインに合う料理

肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインとなんとなく思っていても、ロゼワインを飲む時はどんな料理に合わせたらよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

ロゼワインはどんな料理にも合う


ロゼワインは、その製法によって色合いも味わいもさまざまです。基本的にはどんな料理にも合います。色が濃く赤ワインに近い味や香りを持ったロゼワインは、赤ワインに合うような旨みや味付けがしっかりとした料理と合わせると良いでしょう。一方、色が薄く白ワインに近い味や香りを持ったロゼワインには、シンプルな味わいの料理や素材の味を活かした料理を合わせてみましょう。しかし、あくまでも個人の好みですので、好きな料理に合わせてお楽しみください。

ロゼワインの美味しい飲み方


ロゼワインには、いろいろなタイプがあるので美味しいと言われる飲み方もさまざまです。基本的には自分が好きな飲み方をするのが一番ですが、参考までにご紹介します。

赤ワインのように濃い味わいや渋みのあるタイプを楽しみたい時には、あまり冷やし過ぎず10~15℃くらいで飲むのがおすすめです。辛口の白ワインのようにすっきりとした味わいがするタイプを楽しみたい時には、6~10℃くらいが適温です。ワインクーラーなら15分程、冷蔵庫なら飲む3~4時間から冷やしましょう。

おすすめ
ロゼワイン10選 

いろいろ製法があり、それぞれの個性を楽しめるロゼワイン。産地やワイナリーによっても特徴があり飲み比べると楽しいですよ。今回はおすすめの10本をご紹介します。

シャトー・デ・ヴァンティニエール コート・ド・プロヴァンス・ロゼ


フランスの中でも最古の産地として知られるプロヴァンス地方でつくられた「シャトー・デ・ヴァンティニエール コート・ド・プロヴァンス・ロゼ」。プロヴァンス地方では赤、白、ロゼのワインがつくられていますが、特にロゼワインが多い地域です。

「シャトー・デ・ヴァンティニエール コート・ド・プロヴァンス・ロゼ」の原料は、サンソーが50%、グルナッシュ40%、シラー10%で、収穫されたブドウをすぐさまプレスし、3品種とも発酵させる前にブレンドされています。淡いサーモンピンク色をしていて、フルーティな味わいにしっかりとした酸味を感じる辛口のワインです。8~10℃ぐらいと良く冷やして飲むのがおすすめ。

ヴーヴ・クリコ ローズラベル


「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」はフランスのシャンパーニュ地方で1772年に創業した「ヴーヴ・クリコ」がつくるロゼシャンパーニュです。イエローラベルが有名な「ヴーヴ・クリコ」は、1775年に世界で初めてロゼのシャンパーニュの販売を始めたことで知られています。

「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」は、ラベルの色同様に美しいピンク色。赤果実の爽やかなアロマの後から、アプリコットやドライフルーツの香りが広がります。フルーティで酸味と甘みのバランスの取れた味わいを楽しめます。

ドメーヌ・シュヴロ ブルゴーニュ・ロゼ・キュヴェ・サクラ


「ドメーヌ・シュヴロ ブルゴーニュ・ロゼ・キュヴェ・サクラ」は、桜が咲く春だけに限定で発売される特別なロゼワインです。つくっているのはフランスのブルゴーニュ地方、コート・ド・ボーヌにある「ドメーヌ・シュヴロ」。1798年からワインづくりをする歴史あるドメーヌ。オーナーのパヴロさんが日本の桜をイメージしてつくったワインです。

手摘みのピノノワールでつくられた「ドメーヌ・シュヴロ ブルゴーニュ・ロゼ・キュヴェ・サクラ」は、まるで桜の花びらのような美しいピンク色。チェリーや野生のベリーなどの香りで、しっかりとした辛口に仕上がっていて、後味にほんのりと樽の風味を感じさせます。

ラ・ヴァルス ロゼ


「ラ・ヴァルス ロゼ」は、フランスのロワール地方の「ローラン・サイヤール」がつくるビオディナミ農法で育てられたピノ・ドニスを使った自然派のロゼワインです。ローラン・サイヤールはニューヨークで自然派レストランを立ち上げて成功した後、フランスに戻ってゼロから畑とワインづくりを学びました。

「ラ・ヴァルス ロゼ」は、フレッシュでみずみずしい香りと透明感のある上品な味わいが特徴の辛口ロゼワインです。

ルンガロッティ ブレッザ ロゼ


「ルンガロッティ」は、イタリア中部のウンブリア州にある1959年創業の家族経営のワイナリー。現在は、テレーザさんとキアラさんという創業者のジョルジョ・ルンガロッティ氏の2人の娘さんが事業を引き継いでいます。「ルンガロッティ」は、自然環境に配慮したワインづくりが有名で、そのワインは世界の43か国に輸出されています。

サンジョベーゼを主体につくられた「ルンガロッティ ブレッザ ロゼ」は、フルーティな果実味と酸味のバランスが良いロゼワイン。その色にも似たバラを想わせる香りが感じられ、新鮮で繊細な香りが口の中に広がります。

クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ ブラン・ド・ノワール


「クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ ブラン・ド・ノワール」は、世界的に注目を集めている日本人のワイン醸造家仲田晃司さんが主宰する「ルー・デュモン」でつくられたロゼのスパークリングワイン。

コート・ド・ボーヌ産とオート・コート・ド・ボーヌ産のピノノワールを100%使い、瓶内二次発酵で24か月熟成されています。ドライな味わいですが、バランスに優れた美味しさが広がります。

トーレス サングレ・デ・トロ ロゼ


「トーレス サングレ・デ・トロ ロゼ」は、スペインのカタルーニャ州に拠点を置く「トーレス」がつくるロゼワインです。トーレスは、1870年創業のスペインを代表する名門ワイナリーで、「サングレ・デ・トロ」はスペイン語で牡牛の血のこと。

「トーレス サングレ・デ・トロ ロゼ」は、グルナッシュ、カリニャン、シラー、テンプラニーリョを原料に、辛口に仕上げられています。ベリー系のフルーティな香りにすっきりとした酸味が特徴です。

ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA


「ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA」は、サントリーの「ジャパンプレミアム品種シリーズ」のロゼワインです。日本固有のブドウ品種や、日本の風土で育まれた欧州系品種の特長が、最大限ワインづくりに活かされております。「使われているブドウは、新潟県が原産の赤ワイン用の品種「マスカット・ベリーA」です。

「ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA」は、果実を低温で発酵させることで、フレッシュでフルーティな味わいを出しており、ほのかな甘みと果実味あふれる味わいが魅力です。

おたる特撰キャンベルアーリ ロゼ


「おたる特撰キャンベルアーリ ロゼ」は、北海道の小樽市にあるワインメーカーである北海道ワインがつくる甘口のロゼワインです。原料のブドウには、「キャンベルアーリ」を使って氷結製法によって醸造されているため、コク深い甘さを楽しめます。「キャンベルアーリ」は、生食用としても人気で一般的には「キャンベル」と呼ばれている品種です。

氷結製法のためアイスワインを思わせるような甘さがあり、良く冷やしてデザートワインや食前酒として飲むのがおすすめです。

ブレッド&バター ロゼ


「ブレッド&バター ロゼ」は、アメリカカリフォルニア州のワイナリー「ブレッド&バター」がつくるロゼワイン。「ブレッド&バター」とは、ワインではオーク樽の風味のこと。オーク樽を使ってクラシックでボディのあるワインをつくること目指してワイナリーの名前を「ブレッド&バター」としたそうです。

「ブレッド&バター ロゼ」は、華やかなバラのような香りにイチゴやメロンのようなフルーティな味わいが特徴で酸味とのバランスに優れたワインです。

今回はロゼワインについてでした。桜を思わせるピンク色、贈り物にもピッタリです。また、どんな料理にも合うので、赤ワイン?白ワイン?迷った時の1本にいかがでしょうか?

都良(TORA)

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北海道在住のフードライター。 資格:北海道フードマイスター、北海道観光マスター。北海道には魅力的なワイナリーと美味しいワイン、ワインを引き立てる素晴らしい食...

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