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ワインの基本について知ろう!赤ワインの基礎知識と選び方

ワインの基礎知識

赤ワインについての基礎知識と選び方について簡単に説明しながら、おすすめのワインを紹介していきます。

赤ワインとは?

赤ワインと白ワインの大きな違いは、ブドウの品種と製法にあります。
赤ワインの原料となるのは、果皮が紫色や黒色の黒ブドウ品種です。
特に有名な品種としては、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シラー、メルロー、マルベック、テンプラニーリョなどが挙げられます。

赤ワインは、黒ブドウの軸のみ取り除いて細かく破砕し、果皮や種は付いたままの果肉を丸ごと搾った果汁から造られます。
そして、果汁を木樽や金属製のタンクに入れて、酵母を加えて25~30℃の温度で発酵させます。
一般的な発酵期間は、1週間~10日程度です。

アルコール発酵の過程で、果皮から出るアントシアニンの色素によって、赤や濃い紫、赤褐色などの色をした赤ワインになります。 ブドウの皮にはポリフェノールが多く含まれています。 ポリフェノールは、植物の光合成の過程で作られる成分です。
植物が紫外線ダメージから自らを守るために生み出されることで知られています。
また、ブドウの果皮と種からは、ポリフェノールの一種であり、渋味の成分となるタンニンが多く抽出されます。タンニンには、ワインの酸化を防ぐ役割があります。

赤ワインの選び方① ~味わい「ボディ」で選んでみよう~
3つの「ボディ」の違いと、それぞれのおすすめワイン3選

赤ワインには様々な種類があり、選び方が難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
産地やブドウ品種、味わい、生産年など選び方のポイントはいろいろありますが、ここでは赤ワインの味わいの違いを表す「ボディ」を基準に、3つのボディの違いとそれぞれのおすすめワインをご紹介します。

3つの「ボディ」の違い

赤ワインの味わいは、コクと渋みの度合いによって、ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディの3つに分類されます。
このボディの概念について、日本語でわかりやすく言い換えるのは難しいのですが、ワインのボリュームや飲み口の印象と捉えるとイメージしやすいでしょう。
ボディの違いは、ワインのアルコール度数や含まれるポリフェノールの違いをはじめ、香りやその他成分の微細な違いなど、様々な要因によって生じます。
味わいの感じ方には個人差もあるため、ボディの分類は一概に言えず、絶対的なものではありません。
同じワインを飲んでも、他の人とは感じ方が違ったとしても不思議なことではないのです。あくまでも、参考にする基準のひとつとして覚えておいてください。

■ライトボディ

ライトボディは、軽やかな飲み口の赤ワインを指した表現です。
軽めでフレッシュさがあり、フルーティーな味わいで、酸味もタンニンも穏やかなのが特徴。アルコール度数は低めです。赤ワインが苦手な人や飲み慣れていない初心者には、ライトボディのワインから飲んでみることをおすすめします。
氷を入れたり、フルーツを漬け込んでサングリアにしたり、アレンジをした飲み方が楽しめるのもライトボディの赤ワインの魅力です。

■ライトボディのおすすめワイン

パスクア キャンティ イタリア トスカーナ 

サンジョヴェーゼ主体。鮮やかな色調で、キャンティらしいフレッシュな口あたりとソフトなタンニンなので、水代わりに気軽に楽しめるワインです。

ロリアン セラーマスター・マスカットベーリーA
/ 白百合醸造 2017 日本

サクラアワード2017・2019ダブルゴールド・特別賞、2017ベスト国産ワイン受賞の、鮮やかな赤色と華やかな味わいが魅力のワイン。

カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ / ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタクローチェ・DOC イタリア / エミリア・ロマーニャ

弱発泡性のドライな仕上がり。赤・黒系果実の香りと、フルーティーな果実味が特徴で、エレガントな味わいです。

ミディアムボディ

ミディアムボディは、ライトボディとフルボディの中間くらいの、程よいボリューム感のワインを指した表現です。まろやかで豊かな果実味と酸味はしっかりと感じられますが、タンニンは強くありません。主張しすぎない香りで、料理にも合わせやすいので、いわゆる万人受けしやすい赤ワインだと言えるでしょう。
フルボディ寄りのパンチの効いたミディアムボディもあれば、エレガントで軽やかさを感じるライトボディ寄りのミディアムボディなど、幅広い味わいが特徴。
チャレンジする楽しみが多く、選び甲斐があります。

■ミディアムボディのおすすめワイン

ジャンニテッサーリ/ ジャンニテッサーリ・ピノ・ノワール [2018] イタリア / ヴェネト

チェリーの色調に、果実感とミネラルのバランスが取れた、野性味溢れるピノ・ノワールです。

シャトー モン ペラ ルージュ 2013 フランス ボルドー

漫画『神の雫』で紹介されたのをきっかけに、爆発的な人気となりました。優しい酸味でとても飲みやすく、リーズナブルなボルドーワインです。

バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド ムートン・カデ・ルージュ 2016 フランス ボルドー

メルローを主体に、カべルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランがブレンドされています。豊かな果実味と穏やかな渋みなので、初心者にも飲みやすい味わいです。

■フルボディ

フルボディは、どっしりとしたボリュームを感じさせる、濃厚でコクのある赤ワインを指した表現です。
複雑な香りを持ち、味わいはタンニンが豊富で、果実味が強めです。そして、アルコール度数も高めです。そのため、初心者や赤ワインが苦手な人にとっては、最初はとっつきづらく感じるかもしれません。
フルボディは、余韻が長く続き、長期熟成して楽しめるポテンシャルを秘めています。そして、料理とのマリアージュによっても味わいの印象が大きく変わるので、ワイン通の方が好まれる傾向にあります。

フルボディのおすすめワイン

ドメーヌ・サン・リュック / グリニャン・レ・ザデマール・キュヴェ・エミリアーヌ [2014] フランス・コート デュ ローヌ

深く濃い色調で、なめらかなタンニンと圧倒的な果実味を感じる、濃厚なフルボディ。

モンテス アルファ カベルネ ソーヴィニヨン  チリ/セントラルヴァレー

紫がかった濃いルビー色で、赤系果実の香りと複雑な香りが調和した、チリの高品質ワイン。果実の凝縮感とまろやかなタンニンのバランスが絶妙です。

シャトー・クープ・ローズ / キュヴェ・オリエンス [2015] フランス / ラングドック

女性醸造家が造るエレガントな南仏ワイン。シラーらしいスパイスの香りと、重厚でありながら優しいミネラルを感じる味わいです。

赤ワインの選び方② ~ブドウの「品種」で選んでみよう~
赤ワインの代表的ブドウ品種5選と品種毎のおすすめワインをご紹介
(カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、シラー、メルロー、マルベック)

赤ワインの原料となるブドウには、様々な品種があります。
ここでは、代表的なブドウ品種5つと品種別のおすすめワインをご紹介します。

■カベルネ・ソーヴィニョン

カベルネ・ソーヴィニョンのワインは、黒ブドウの王様とも呼ばれることがあり、カシスやブルーベリーを思わせるような黒系果実の香りと、濃厚な果実味、酸味と渋みがしっかりしているのが特徴。
世界各国で広く栽培されているブドウ品種で、最もポピュラーな赤ワインとして人気です。1,000円前後で買えるデイリーワインから数万円の高級なものまで、価格帯の幅が広いのも人気の秘密です。

<おすすめワイン>

ヴィニャ・マーティ ピルカ・カベルネ・ソーヴィニョン  チリ ペンカウエ・ヴァレー 2016

ブラックベリーやオリエンタルスパイス、ロースト香など、芳醇で複雑性のある香りと、まろやかでふくよかな果実味、しっかりとした酸味のバランスが魅力です。サクラワインアワード2016ゴールド受賞ワイン。

■ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは、赤ワインの女王とも称されることがあるほどに、エレガントで優美な味わい、繊細な口当たりと華やかな香りが特徴です。
チャーミングで軽やかなタイプから、凝縮感のあるリッチなタイプまで、多彩な表情を見せてくれるのも魅力です。フランスのブルゴーニュ地方が原産ですが、近年ではアメリカ・カリフォルニアやニュージーランドでも多く生産されるようになってきました。

<おすすめワイン>

ジャン・ド・カボット / オート・コート・ド・ボーヌ [2016] フランス ブルゴーニュ

ラズベリーやレッドカラントを思わせるチャーミングな香りと、ふくよかで調和のとれた味わいです。ワインの個性につながるテロワールを大切に、2011年からはほとんどの畑がオーガニック栽培されています。

■シラー

シラーは、凝縮された果実感とスパイシーな風味、豊富なタンニンが特徴の個性的な味わいが特徴です。
フランスのコート・デュ・ローヌ地方が原産の黒ブドウ品種ですが、栽培のしやすさから、現在ではオーストラリアをはじめとした世界各国で生産されるようになってきました。デイリーワインから高級ワインまで、価格帯も様々です。

<おすすめワイン>

グラント・バージ フィルセル・シラーズ  オーストラリア バロッサ・ヴァレー

スパイシーな香りがあり、なめらかなタンニンと、ブラックベリーを思わせる豊かな風味が印象的。古樹の魅力が詰まったバランスの良い味わいで、余韻が長く楽しめます。サクラワインアワード2020 ダブルゴールド受賞ワイン。

エノテカオンライン

■メルロー

メルローは、甘みのあるジューシーな果実味と、ふくよかで口あたりの良い飲み心地が特徴。タンニンは比較的少なめで、親しみやすい味わいが魅力。冷涼な地域でも栽培しやすく、世界各国で人気が高まっています。

<おすすめワイン>

シャトー・レルミタージュ・ド・ラ・ガレーヌ / シャトー・レルミタージュ・ド・ラ・ガレーヌ・キュヴェ・トラディション [2015] フランス ボルドー

程よく熟した赤系果実が凝縮された味わいで、柔らかく滑らかなタンニンとエレガントな味わいが魅力的。銘醸地として名高いサンテミリオンに匹敵する、秀逸な味わいのメルローです。

■マルベック

マルベックは、豊富なタンニンを持っているため、黒に近いとても濃い色合いのワインが生まれるのが特徴。現在は、アルゼンチンで最も多く栽培されている品種です。アルコール度数は高めで、凝縮感のある芳醇な果実味が魅力。

<おすすめワイン>

ヴィーニャ・ドニャ・パウラ / エステート・マルベック [2017]

黒系果実と黒胡椒のスパイシーな香り。タンニンは丸みを帯びていて、全体的にやわらかい印象です。赤身のお料理と相性抜群!

赤ワインを美味しく飲むには

赤ワインを美味しく飲むために知っておきたい、飲み頃の温度や赤ワインに合う料理についてお伝えします。

飲み頃の温度を知ろう

ワインの味を決める要素は、大きく分けると酸味、渋み、甘みの3つです。
酸味に関しては、温度による感じ方の違いが比較的少ないと言われています。その一方、渋みと甘みに関しては、温度によって感じ方が大きく変わってきます。渋みは、温度が低いと強く感じますが、温度が高いと感じにくくなります。
甘みに関しては、温度が低い方が感じにくくなります。キンキンに冷えたサイダーなどは爽快で飲み心地が良いですが、ぬるくなると甘さがまとわりつくように感じると思います。

白ワインは、圧搾の段階で果皮や種を取り除いているため、果汁に含まれるタンニンがわずかなので、渋みが少なくなります。
果皮や種と一緒に絞る赤ワインは、タンニンを多く含むため、渋みを強く感じます。
赤ワインは常温で飲むのが良いと言われることもありますが、この温度による味覚の感じ方の差が根拠となっているのです。

しかし、気を付けてほしいのは、ワインでいう「常温」とは、17世紀頃のフランスの平均気温を基準にした温度だということです。 約14~17℃だと言われています。
日本の気候は、常温では適温よりも温度が高くなってしまうことが多いです。特に飲食店では、一年を通して室温が20℃前後くらいに調整されているケースがよく見られるため、室温と同じ温度のワインを飲むと、美味しく感じないでしょう。

赤ワインに最適な常温とは、私たちが室内で少し肌寒く感じる温度を目安に考えると良いでしょう。一般的にはライトボディなら12~14℃、フルボディなら16~18℃が適温です。
飲む場所の雰囲気や、飲む人の好みにもよるので、一概にこれがベストだとは言えません。ですので自分にとってのベストな温度を探りながら、ぜひいろいろな温度で飲み比べて、試してみてください。

赤ワインに合う料理を知ろう

赤ワインには肉料理、白ワインには魚料理というイメージが強いかもしれませんが、ボディやブドウ品種によっても、料理との相性は様々です。一般的に、ワインの色調に近い色味の食材を選ぶと、相性が良いとされています。
ここでは、赤ワインと相性の良い料理の一例として、おすすめのマリアージュをご紹介します。

ライトボディの赤ワインには、生ハム、トマトソースを使ったパスタやピッツァ・マルゲリータなど軽めの料理がよく合います。脂が少なめの食材と、軽めの味付けの食材を選ぶのがおすすめ。

ミディアムボディの赤ワインには、お好み焼きや照り焼きハンバーグ、味噌カツなど、程よく脂のある素材と明るい色のソースを使った料理がよく合います。

フルボディの赤ワインには、脂がしっかりある食材や、デミグラスソースなど濃厚な味付けの料理がよく合います。ビーフシチューや、中華だとチンジャオロースも好相性です。

主なブドウ品種別に、相性の良い料理の一例をご紹介します。

●カベルネ・ソーヴィニョン
深みのある色としっかりとしたタンニンを感じる濃厚な味わいのカベルネソーヴィニョンには、牛肉の赤ワイン煮や牛フィレステーキ、ビーフシチューがよく合います。

●シラー
濃い紫色に近いガーネット色で、フルーティさとタンニンの絶妙なバランスと力強い味わいが魅力のシラーには、ペッパーステーキやスペアリブなどがおすすすめです。ジビエ料理と合わせるのもおすすめ。

●マルベック
濃い色調で、タンニンの力強さとしっかりしたコクを感じる味わいのマルベックは、牛肉との相性がバツグンです。ハンバーグステーキや焼き肉など、ジューシーな肉料理がおすすめ。

●ピノ・ノワール
渋みが少なく上品で華やかな味わいのピノ・ノワールは、色味と重量感の両面から、鰹のタタキなど赤身の魚料理とも好相性です。もちろん、ローストビーフなどの肉料理ともよく合います。

●メルロー
フルーティーでやわらかな口あたりのものが多いメルローには、少し甘めの味付けの肉料理がよく合います。すき焼きや肉じゃがなど和食とも好相性。

●テンプラニーリョ
スペインを代表するブドウ品種で果実味が豊富なテンプラニーリョには、子羊のロースト、バレンシア風パエリアなどがよく合います。濃厚なタレをかけたうなぎの蒲焼とも好相性です。

赤ワインは種類が豊富で、奥が深いので、知れば知るほど楽しみ方が広がります。産地や品種による味わいの違い、合わせる料理との相性など、ぜひいろいろトライしてみてください。

椿れもん

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ワインを愛するライター/ラジオパーソナリティー 持ち前の好奇心と“美味しいものセンサー”の感度には自信アリ。 文章や声で“言葉のご馳走”をお届けし、あなたの...

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