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これを読めばイタリアワインが分かる!

ワインの基礎知識

イタリアの地図・産地・品種と特徴のみをピックアップして分かり易く説明していきます。
最後にイタリアワインの特徴がでていて、 手頃なお値段のおすすめを10アイテム紹介していきます。

目次
1. イタリアワインを地図からまず学ぼう!
2. イタリアの産地ごとの特徴と代表品種のご紹介!
3. イタリアワインを知るならまずはこのおすすめ10選!

1.イタリアワインを地図からまず学ぼう!


イタリアは生産量世界第一位の世界最大のワイン産地として知られています。イタリアほどワイン造りに適した国はないとも言われています。イタリアは地中海性気候と呼ばれる温暖で雨が少なく乾燥した環境にあります。そのため、イタリア半島の北から南まであらゆる場所でブドウ畑を目にすることができます。では、イタリアワインはどのように造られているのでしょうか?まずはイタリアワインを地図から学んでいきましょう。

イタリア北部

イタリアワインは北部エリア、中部エリア、南部エリアと分けられます。
まずはイタリア北部です。

イタリア北部はアルプス山脈の麓に位置するピエモンテ州が主要産地です。
ピエモンテ州では、赤ワインが中心に造られていてワインの王にして王のワインと呼ばれる「バローロ」やイタリアワインの女王と称される「バルバレスコ」、があります。その他にヴェネト州では、イタリアワイン最高峰である「アマローネ」も製造されています。これらはイタリアを代表する素晴らしいワインで、その味わいは世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。

イタリア中部

次にご紹介するのは、イタリア中部地方です。
イタリアワインの中で最も有名な生産地と言っても過言ではないほど有名な州が属している地域です。このエリアから産出されるワインで特に「キャンティ・クラシッコ」、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」、「スーパートスカーナ」が非常に有名です。

この州で造られているワインは約80%以上が赤ワインです。中部エリアでは赤ワインのイメージが強いですが、素晴らしい白ワインも生み出されております。例えばラツィオ州で造られている「エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ」は品質の高さとリーズナブルな価格で人気が高い有名な一本です。

イタリア南部

最後はイタリア南部。温暖な気候ということもあり、生産されるワインも赤ワインがメインです。カンパーニア州で赤ワインの生産が盛んでアリアニコ種から作られる「タウラージ」は南のバローロと呼ばれ。バローロと同じくらい長期熟成ができます。甘く苦い複雑な味わいと深い果実味、エスプレッソのような香りもします。その他にプーリア州で作られている、プリミティーヴォやネグロアマーロといった品種も有名です。

2.イタリアの産地ごとの特徴と代表品種のご紹介!


イタリアワインの特徴は多様性にあります。多彩な品種が個性豊かな産地で生産されており、「土着品種」と呼ばれてるその土地ならではのブドウ品種が非常に多く存在します。その中でも、イタリアを代表する産地と代表する産地の特徴について紹介致します。

ピエモンテ州

ピエモンテ州はアルプス山脈の麓にありスイスとフランスに接しているイタリア北部にある州です。ピエモンテ州で特に有名なワインといえば「バローロ」「バルバレスコ」です。この2つは「ネッビオーロ種」から造られており、皮が厚くワイン用ブドウとしては珍しい中粒の品種で色が濃くカベルネソーヴィニヨンよりもタンニンが豊かで凝縮度が高い特徴を持っています。長期熟成に耐えることができ、飲み頃になるまで10年以上の熟成が必要な場合が多いです。ネッビオーロはとても繊細な品種で、ピエモンテ以外で造られることも稀で、ピエモンテ州内でも限られたエリアでしか造られておりません。

トスカーナ州

イタリアワインの銘醸地の一つであるトスカーナ州は、フィレンツェの街などイタリア文化において中心的な地域です。この地域で外せないワインと言えばサンジョベーゼを主体として造られている「キャンティ」「キャンティ・クラシコ」、長期熟成タイプの「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」が有名です。サンジョヴェーゼはイタリア全土で造られておりますが、サンジョヴェーゼから造られるイタリアを代表するワインはトスカーナに集中しております。
トスカーナ州では他に、ボルゲリ地区において造られる「サッシカイア」「オルネライア」などカベルネソーヴィニヨンやメルローなどのフランスのボルドーで人気の品種を使用した「スーパートスカーナ(タスカン)」と呼ばれるワインが注目されています。

ヴェネト州

ヴェネト州は水の都で有名なヴェネツィアがあり、イタリアの中でもワイン生産量がトップに君臨するワインの大生産地です。白ワインは「ソアーヴェ」や「ガルガネガ」が主要品種となっています。赤ワインはヴァルポリチェッラ地区で造られる「ヴァルポリチェッラ」「アマローネ」が有名です。濃縮感があり、煮詰めたジャムのような香りがするワインです。特にアマローネは、干しブドウの甘さとチョコレートの苦さを備えた面白い風味のある特徴を持ったワインです。

シチリア州

長靴の形をしたイタリア半島のつま先部分に位置するのがシチリア州です。シチリアワインという名称で愛されており四方が海に囲まれている環境です。海が多いということもあり、魚介系と相性の良い辛口ですっきりとした白ワインが多く州全体の6~7割を白ワインが占めています。代表的な品種として「インツォリア」「グリッロ」「ジビッボ」などの品種が有名です。また、赤ワインの品種として「ネロ・ダヴォラ」「フラッパート」があります。シチリアは土着品種が豊富にあり他の地域では味わえないワインが沢山あります。

3.イタリアワインを知るならまずはこのおすすめ10選!


ワイン生産量世界一のイタリアですが、様々な品種や銘柄のワインがあるため実際にどんなワインがおすすめなのか分かりにくい面もあります。そこで、リーズナブルな価格でイタリアワインを楽しむならこれ!というおすすめ10選を紹介いたします。

チェッキ キャンティ

キャンティではイタリア国内においてNO1の売り上げを誇るチェッキ。ガーネットを帯びたルビーレッド。チェリーや赤い果実の香りが感じさせ、酸味とタンニン、果実味のバランスが心地よい人気ワインです。誰が飲んでも美味しいと思える素晴らしいキャンティで飽きさせない一本となっています。

カサーレヴェッキオ モンテプルチャーノダブルッツォ

ファルネーゼ社で作られているカサーレヴェッキオ モンテプルチャーノダブルッツォは南イタリアで最も成功した生産者です。圧倒的にコスパが高く、味わいにはインク、クレーム・ド・カシスを感じさせる品質が非常に高い一本です。このワインは、1本の樹に2房しか実をつけないため、濃い味わいと凝縮した果実味をしっかり感じることができます。

ポッジョ・レ・ヴォルピ プリミティーヴォ ディ マンドゥリア

凝縮した果実味、イキイキとしたタンニン、柔らかい酸味で非常に上品に作られているワインです。ベリー系の香りが口の中で広がり程よい甘さが気持ちを優しくしてくれる本当においしいワインです。価格も1000円台で安心して飲めるおすすめの一本です。

ビービー グラーツ カザマッタロッソ

トスカーナ地方で最高峰のワインを作るメーカーの一つテスタマッタ社のデイリーワイン。ビービーグラーツ カザマッタロッソです。味わいに複雑さを加えるため、複数ヴィンテージのワインがブレンドされて造られています。柔らかいタンニンとスパイシーな香りは1000円台前半とは思えない程の味わいを楽しめることでしょう。

フェウドアランチョ シラー

シチリアのコストパフォーマンスが高いワインと言えばフェウドアランチョが有名です。プラムやカシスのような果実味と黒胡椒のスパイス感やハーブ香も感じられ滑らかな舌触りでスイスイと飲めてしまう人気が高いワインです。1000円台前半という価格ながら様々なコンクールで受賞経験もある品質が高いワインです。

カンティーナ・ディ・モンテフィアスコーネ エスト!エスト!!エスト!!!

ラツィオ州で作られている白ワイン エスト!エスト!!エスト!!!はトレッビアーノ、マルヴァジーア・ビアンカ、ロッセットという複数のブドウをブレンドさせています。キリッと冷やすとフレッシュ&フルーティな風味でスルスルと飲んでしまう美味しさがあります。美酒を探していた人が、このワインに出会い叫んだ言葉がワイン名の由来になった伝説があります。

カポラボーロ ソアーヴェDOC

カポラボーロ ソアーヴェDOCは、ハチミツやマーマレードの香り、レモンのニュアンスを感じることができる爽やかなワインです。ほのかにミネラル感もあり料理とも合わせやすい白ワインです。カルパッチョやニョッキに合わせて飲んだり、お寿司とも合わせやすいので日本人向けの白ワインといっても良いでしょう。

イル・プーモ ソーヴィニヨン マルヴァジーア

柑橘系とハーブの爽やかな香りを感じさせる白ワイン。イルプーモソーヴィニヨンマルヴァジーアは、口に含むとフルーティな味わいが広がり、酸味とミネラル感のバランスが非常に良く飲み飽きしないワインです。魚介類との相性が抜群に良く、カルパッチョや牡蠣のグラタン、パスタなどど一緒に飲んで頂きたいワインです。

サンテロ 天使のアスティ

世界中で大人気のサンテロ。その中でも甘口のスパークリングワイン「天使のアスティ」は、日本において5年連続で日本で一番売れているイタリアスパークリングとして大人気です。マスカットを頬張ったような美味しさと爽やかな風味を持つ優しい味わいが女性に大人気です。

タヴェルネッロ ランブルスコ ロッソ

エミリア・ロマーニャ州で作られるランブルスコ。エレガントなバラと豊かなフルーツの香りで非常に
の高い微発泡ワインです。甘口ながらの優しい味わいとアルコールの度数が8%と低めであるため、グイグイと飲んでしまう一本です。暑い夏の日にキリッと冷やしてフレッシュなサラダと合わせたいおすすめのワインです。

いかがだったでしょうか?
是非参考にして頂いて色んなイタリアワインにふれてみてください!

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ワイン大好き37歳です!イタリア・フランスは勿論、南アフリカやアルゼンチンなど生産地を問わずに大好きです。 高級ワインはめったに飲めないので、1000円台の...

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