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これで分かるワインのソムリエ・ソムリエールについて

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「ワインソムリエに興味があるけど、どうやって受験したらいいか分からない。」
「そもそもソムリエって何?」

この記事を読めばそのような疑問が全て解決します。 ソムリエの歴史や語源、ソムリエ試験の合格率、ソムリエ試験対策をしてくれるワインスクールまで詳しく説明していきます。

ソムリエ・ソムリエールとは?

ソムリエ・ソムリエールとは、今では野菜ソムリエや温泉ソムリエなど、その道のプロの人を指して使われます。
しかし、元々はワインの道のプロだけを指してソムリエと呼んでいました。
この項目では、そんなソムリエについてやその歴史、語源、仕事内容などをご紹介します。

ソムリエとは?

ソムリエとは、レストランやホテルでゲストのご要望に沿ったワインやサービスを提供するドリンク全般のエキスパートです。

ワイン提供だけでなく、ドリンク全般の仕入れと品質管理、接客まで含めてソムリエの仕事です。
一般的に料理の注文を聞いたり提供したりするサーヴィスマンとは別に、ワインだけの注文を受ける係として配置されます。 ソムリエはフランスが本場ですが、日本人ではヨーロッパ圏以外で初めて、ソムリエの世界コンクールで優勝した経験を持つ、田崎真也氏が世界的に有名なソムリエの一人です。

ソムリエとソムリエール

ソムリエールとは女性のソムリエに対して使われる言葉です。

フランス語には言葉によって男性名詞と女性名詞というものが区別されています。 ソムリエは男性名詞、ソムリエールは女性名詞です。言葉が違うだけで意味は同じです。

ソムリエの語源

ソムリエの由来は「荷役用の牛馬」を意味する「sagmarius」「saumarius」というラテン語です。12世紀にフランスに伝わり、「荷車」を意味する「sommier」に変化しました。さらに13世紀になると「sommier」を取り仕切る人という意味で「sommlier」という言葉が誕生しました。

ソムリエの歴史

13世紀のソムリエは、王族の旅行に同伴して荷馬車で荷物を運んだり、それを仕切っていた人達を指して使われていました。
それが徐々に変化して、宮廷内の食事やワインを管理する人達を指してソムリエと呼ぶようになっていきました。
ソムリエとは初め、王族だけに仕える人達でした。
しかし、フランス革命により王政が崩壊し、ソムリエは職を失いました。 そして、専門技術を持つソムリエは革命後のパリでレストランを開き、美食の大衆化に貢献しました。それが現在の「ソムリエ」の始まりだと言われています。

ソムリエの仕事

ソムリエの仕事は大きく以下の4つです。

<食事やお客さんの好みに合わせたワイン提供>

これはソムリエの一番大きな仕事です。

ワインの銘柄や生産地、ブドウの品種、ブドウが収穫された年数などワインに関することはもちろん、ワインに合う食事などのワインとは異なる知識を頭に入れておかなければなりません。
それらの知識を踏まえた上で、お客さんの要望や料理との相性を考慮して、ゲストに最適なワインを提供することがソムリエの役目です。

<ワインの買い付けや品質管理>

ワインの買い付けや品質管理もソムリエの大事な仕事のひとつです。

レストランのコンセプトや客層に合わせたワインを買い付ける事が求められます。
ゲストのニーズに合わせ、店舗の売上にも貢献しなければなりません。そのため、ワインだけではなく、マーケティングなどの経営面での知識も必要です。

ワインは、温度や湿度の変化に敏感です。品質管理は非常に重要な仕事です。
せっかく、良いワインを買い付けても、保管状態が劣悪であればゲストに良いワインを提供することはできません。
ワイン提供だけでなく、ワインの買い付けからワインがゲストの喉を通るまでがソムリエの仕事です。ゲストにより美味しいと感じてもらうため、保存時の温度だけでなく、提供温度にも気を遣います。

<ワイングラスの管理>

ワインに関する物であれば全てソムリエの仕事です。
ゲストにワインをおいしく飲んでもらうためには、ワイングラスは重要な役目を果たします。

ワインの種類によって、グラスの形、飲み口の広さ、グラスの厚みなどが変わってきます。
そしてワイングラスの種類によって、同じワインでも味が変わってきます。
その理由は、グラスによって、一口で入ってくる量、最初にワインが舌に当たる部分などが変わってくるからです。
ですので、そのワインの種類に最適なグラスでゲストにワインを提供することもソムリエには求められます。

<接客>

ソムリエはただゲストに最適なワインを提供すれば終わりか、と言えばそうではありません。

接客までを含めてがソムリエの仕事です。
なぜなら、お客さんと多くコミュニケーションを取ることで、お客さんのワインに関するニーズや好みがより一層引き出すことができるからです。
そうすることで、よりお客さんのニーズに合ったワイン提供できるようになります。
ゲストのニーズに合った最適なワインを提供するための手段として、接客が大きな役割を果たします。

ソムリエの資格について

ソムリエの本場であるフランスやイタリアでは、ソムリエ資格は司法試験や建築士などと同じ国家資格になっています。
ちなみに、日本のソムリエ資格は民間資格です。
そんな日本のソムリエ資格の種類や資格認定団体をご紹介します。

ソムリエの資格を認定している団体

ソムリエ資格を認定する団体は以下の2つです。
・「日本ソムリエ協会(JSA)」
・「全日本ソムリエ連盟(ANSA)」

以下それぞれ詳しく説明をしていきます。


日本ソムリエ協会(JSA)

日本ソムリエ協会は、ワインの普及やソムリエの技術向上を目的とした、一般社団法人です。
先ほどご紹介した田崎真也氏が現在会長を努めています。
JSA認定ソムリエの資格を取得するには、20歳以上で、以下の職業を3年以上経験している必要があります。

◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務</blockquote>

引用元:日本ソムリエ協会 https://www.sommelier.jp/exam/

後にご紹介しますが、上記の条件を満たしていなくても受験できる愛好家向けの資格も存在します。


全日本ソムリエ連盟(ANSA)

全日本ソムリエ連盟は、NPO法人の一つであるFBO(料飲専門家団体連合会)組織です。
ANSA認定ソムリエは、20歳以上の人であれば誰でも試験を受けることができます。
「ソムリエを育成していく」というような方針を取っているので、通信教育プログラムや集中講座などに参加して資格取得までサポートが手厚くなっています。


ソムリエ資格の種類と合格率

ソムリエの資格は、上記で説明した団体によっても種類があり、多種多様です。
以下それぞれ1つずつ、受験者数や合格率を含めてご紹介していきます。

<JSAソムリエ>

JSAソムリエは日本ソムリエ協会が主催している、日本のソムリエ資格で最も知名度が高い資格です。
以下が2019年度の受験者数と合格率です。
・受験者数:4534人
・合格率:29.8%
2013年度の受験者数と比べると1000人程増えているので、JSAソムリエ検定がここ5年ぐらいで人気になってきていると言えます。

<JSAソムリエ・エクセレンス>

JSAソムリエ・エクセレンスは、ソムリエの上位資格です。
つい最近までシニアソムリエと呼ばれていたのですが、2019年からソムリエ・エクセレンスに名称が変わりました。
受験資格は、「JSAソムリエの資格取得後3年経過しており、ワインに関連する業務に10年以上携わっている人」です。
ワインに関する幅広い知識が必要で、ソムリエ資格取得よりもかなり難しい試験内容になっています。
以下が2018年度の受験者数と合格率です。
・受験者数:282人
・合格率:8.5%
同じ民間資格で、日本酒のプロフェッショナルである利き酒師の合格率は75%程度です。
いかにソムリエ・エクセレンスが狭き門であるかという事が分かります。

<JSAワインエキスパート>

少し日本ソムリエ協会(JSA)でも触れましたが、JSAワインエキスパートはワイン愛好家向けの資格です。
JSAワインエキスパートとJSAソムリエの一番の違いは、
「3年以上ワイン関連の仕事に携わっていなくても、20歳以上であれば誰でも受験することができる」
という所です。
しかし、JSAソムリエ試験と試験範囲が同じであるので、JSA認定ソムリエ資格取得者と同等の知識を身に付けなければ、合格できません。
以下が2019年度の受験者数と合格率です。
・受験者数:3249人
・合格率:44.2%
JSAワインエキスパートには3次試験がないので、比較的合格率は高くなっています。

<JSAワインエキスパート・エクセレンス>

JSAワインエキスパート・エクセレンスはJSAワインエキスパートの上位資格です。
JSAソムリエ・エクセレンスと同じく、2019年にシニアワインエキスパートから名称が変わっています。
受験資格は「ワインエキスパート資格取得後5年経過しており、30歳以上の人」です。
プロではなく愛好家が挑戦する資格ですが、ソムリエエクセレンスに匹敵する教養が求められます。
以下が2018年度の受験者数と合格率です。
・受験者数:123人
・合格率:17.9%

<ANSAワインコーディネーター/ソムリエ>

ANSAワインコーディネーター/ソムリエは、全日本ソムリエ連盟が主催している、ソムリエ資格です。
申し込みをする時に資格名を「ワインコーディネーター」か「ソムリエ」どちらかを選択できるようになっています。
ANSAの合格率は公表されていませんが、資格取得までのサポートが手厚いので、合格率は高めであると予想されます。

ソムリエになるための受験料と試験内容

ソムリエになるための受験料と試験内容は、認定団体によって異なるので、認定団体別にご紹介していきます。

【JSAソムリエ/ワインエキスパート】

ソムリエは三次試験まであり、三次試験通過者を対象に書類審査を行い、合格認定者を決定します。
ワインエキスパートは二次試験まであり、二次試験を通過すれば、合格を認定されます。
どちらも試験の概要は同じです。

以下が1~3次試験の内容です。

試験内容
・一次試験
教本から出題される筆記試験
・二次試験
テイスティングと論述試験
(論述試験はソムリエのみの受験です。)
・三次試験(ソムリエのみ)
ワインの抜栓とボトルからデキャンタにワインを移し替えるデキャンタージュと呼ばれる実技試験

受験料
1回受験で一次試験から受験する人
  会員:20,380円
  一般:29,600円
2回受験で一次試験から受験する人
  会員:25,220円
  一般:34,440円
二次試験から受験する人
  会員:7,300円
  一般:14,210円
三次試験から受験する人
  会員:3,650円
  一般:7,100円

金額は異なりますが、一次試験を2回受験することも可能です。
また、会員の人は年会費で15,000円払っているので、安く受験することができます。

【JSAソムリエ・エクセレンス/ワインエキスパート・エクセレンス】

試験が第一日程と第二日程で分かれています。
以下が試験内容です。

試験内容
・筆記試験
教本を中心としていますが、教本に記載されていないことも出題されます。
・テイスティング
・サービス(ソムリエ・エクセレンスのみ)
プレゼンテーションやソムリエ業務、接客など実技試験を行い、評価されます。
・口頭試問(ソムリエ・エクセレンスのみ)
口頭でワインに関してプロフェッショナル並みの幅広い知識を問われます。
・小論文(ワインエキスパート・エクセレンスのみ)
ワインや産地に対する理解力、伝達力を評価されます。

受験料
第一日程(筆記試験)から受験する人
  会員:14,840円
  一般:21,360円
第二日程(テイスティング)から受験する人
  会員:6,520円
  一般:12,690円
第二日程(実技、小論文)から受験する人
  会員:3,260円
  一般:6,340円

こちらも同じく、会員になると会員料金で受験ができます。

【ANSAワインコーディネーター/ソムリエ】

四次試験まであり、四次試験を通過すれば、合格が認定されます。

試験内容
・一次試験
筆記試験
食品・飲料全般の基礎知識に関する問題
・二次試験
筆記試験
ワインの基礎知識に関する問題
・三次試験
テイスティングを伴う筆記
ワインの品質の評価、個性の抽出および正常な状態と劣化した状態のワインの品質判定に関する問題
・四次試験
筆記試験
ワインの季節別企画立案。各国のワイン法規など専門知識に関する問題(テキスト持ち込み可)

受験料
受験料は各プログラムによって違うので、以下それぞれご紹介します。

・通信プログラム
  会員:50,700円(認定料込み)
  一般:136,300円(認定料、入会金、年会費込み)
・二日間集中プログラム
  会員:51,100円(認定料込み)
  一般:137,100円(認定料、入会金、年会費込み)
・在宅コース
  会員:40,900円(認定料込み)
  一般:116,700円(認定料、入会金、年会費込み)

FBO認定会員になると会員料金で受講、受験できます。

ソムリエバッジの種類

ソムリエバッジにも様々な種類があるのですが、過去のバッジから現在のバッジまでご紹介します。

ソムリエバッジとは

ソムリエバッジとは、JSAが発行する「呼称資格認定バッジ」です。
JSAのソムリエ試験に合格し、認定登録をした人のみに発行され、ソムリエやワインエキスパートなどによってそれぞれ異なるバッジがあります。

発行されているソムリエバッジの種類

現在発行されているソムリエバッジの種類は以下の4種類です。
・ソムリエ
・ソムリエ・エクセレンス
・ワインエキスパート
・ワインエキスパート・エクセレンス

しかし、ソムリエ資格の種類と合格率でも少し述べたのですが、2019年度に呼称が以下のように大きく変わりました。
ワインアドバイザー→ソムリエ に統合
シニアワインアドバイザー→シニアソムリエ  に変更
シニアソムリエ→ソムリエ・エクセレンス に変更
シニアワインエキスパート→ワインエキスパート・エクセレンス  に変更
ですので、2019年度以前のソムリエバッジは以下の6種類ありました。
・ソムリエ
・シニアソムリエ
・ワインアドバイザー
・シニアワインアドバイザー
・ワインエキスパート
・シニアワインエキスパート

今現在、シニアやワインアドバイザーの呼称バッジを持っている人でも、公式サイトより申請をすれば変更することができます。

ソムリエ試験対策を行っている全国のワインスクール

ワインスクールとは、ワインの専門学校のようなものです。
ほとんどのワインスクールには、資格試験対策の講座があり、ワイン関連の資格取得を目指す人が通います。
今回は日本で有名なワインスクールの受験対策講座を、受講費にも触れながら、3校ご紹介します!

ワインスクールアカデミー・デュ・ヴァン

フランス発の国内最大級のワインスクールです。30年前に上陸し、現在国内5か所に校舎を構えています

<JSAソムリエ・ワインエキスパート受験対策講座>
この講座は、JSAソムリエ・ワインエキスパートを目指す人に向けた集中型講義です。
2019年度の受講者で、ソムリエ合格者は5人に1人、ワインエキスパート合格者は3人に1人という好成績を収めています。
約5ヶ月間で2時間30分の授業が20回あり、費用は140,800円です。

レコール・デュ・ヴァン

レコール・デュ・ヴァンは、ソムリエ試験合格率96.4%という国内トップクラスの合格率を誇るワインスクールです。
ワインだけでなく、お酒やチーズとのマリアージュ講座など多種多様な講座を開催しています。

<ソムリエ資格対策講座>
この講座は、JSAソムリエの対策を主とする講座で、一次試験合格率は94.6%と高い数字を誇っています。
講座は全20回あり、料金は145,000円です。
時期によっては早割制度などがあるので、少し安く受講できる場合もあります。

田崎真也ワインサロン

田崎真也ワインサロンはその名前通り、世界的に有名なワインソムリエの田崎真也氏が手掛けるワインサロンです。
ワインを楽しむための単発講座から本気でソムリエを目指す人向けの長期講座まで、幅広い講座が開催されています。
やはり最大の特徴は田崎真也氏の講義が受けられるという所にあります。

<ワイン認定試験対策講座>
この講座は、JSAソムリエ・ワインエキスパートを目指す人の試験対策講座です。
3時間の講座が全20回あり、料金は154,000円です。
様々なキャンペーンがあります。例えば、20代の人は10%オフになる「20代割引キャンペーン」や過去に受験をし、不合格になってしまった人は受講料が半額になる「再チャレンジキャンペーン」があります。

ソムリエ エプロン

ソムリエエプロンとは、腰から下を覆う、腰エプロンの事です。
元々、ソムリエだけが着用していたエプロンですが、最近はエプロンのシルエットのスタイリッシュさが人気を博し、一般の人にも着用されています。

<ギャルソンエプロンとサロンエプロンとの違い>

ギャルソンエプロンとソムリエエプロンは基本的に同じです。
元々、フランスのカフェの給仕の「ギャルソン」と呼ばれる人たちが着用していたので、そのように呼ばれるようになりました。
サロンエプロンとはフランス発祥ではなく、日本発祥です。
なぜなら、「サロン」という言葉は日本で作られた造語だからです。 昔、日本ではエプロンの事をサロンと呼んでいたのが語源だと言われています。

Shotaro

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海外に関すること全般の記事を書いているライターです! #留学#ワーホリ#ファッション#ワイン#洋楽#洋画

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