ビールだけじゃない、チェコワインの魅力を探しに

ワイン産地としてのチェコ

2018年9月、弊社で取り扱いを始めたチェコの生産者、「メチル・ウヘレク」を訪問しました。
チェコ=ビールのイメージが強い国かと思いますが、実は近年ワインも注目されているんです。
チェコのワイン産地は国の東部モラヴィア地方に集中しており、96%がこの地方で生産されています。
そしてチェコワインの国内消費率は80%と高く、チェコ人はビールだけでなく自国のワインも愛していることがうかがえます。

乙女心をくすぐられるワイナリー

メチル・ウヘレクはワイン産地モラヴィア地方にあり、現在カーヴがあるのはチェコ第2都市ブルーノの南にあるドルニーボヤノヴィツェという村。
「のどか」という言葉がピッタリなゆったりとした空気が流れる場所です。
2年前にリニューアルしたというテイスティングルームのある建物はチェコらしい花柄の模様が描かれたかわいい扉。扉の向こうには醸造家のジョージ氏とそのご両親が改装したというかわいらしいテイスティングルームの他に、ゲストが泊まれる部屋や、バーベキューを楽しめる場所もあります。
アンティークのライトなどもあり、女子2人はときめきっぱなしでした(笑)

テイスティングルーム テイスティングルーム

ワイン造りは高校生の頃から

ワインメーカーのジョージ・ウヘレク氏(現在32歳)は、幼少期に祖父が自家製のワインを造っていたことからワインに興味を持ち、高校を卒業する前の2002年には小さな葡萄畑(0.1ha)を買ってワイン造りを始めていたそう(!)
そう、根っからの「ワインの虫」でした。

ワインメーカージョージ氏

ワインメーカーのジョージ・ウヘレク氏

その後ブルーノ(チェコ第2の都市)の大学で遺伝学や醸造学を6年間学び、大学在学中もワイン造りをして「試作」を繰り返していたそうです。周りは実家がワイナリーという学生ばかりで「伝統を守る」ということに重きを置いていて、「新しいことにチャレンジする」ということをしていたのはジョージ氏くらいだったと語ってくれました。

ワインメーカーとしての出発、そして新たな道へ

大学在学中の2006年に知人を通して知り合ったワイナリーオーナーのメチル氏がワインメーカーを探していると聞き、共同経営というかたちで現在の「メチル・ウヘレク」が誕生します。
そして2016年ヴィンテージまでの約10年間は「メチル・ウヘレク」としてのワインを造りながら自分自身のブランド「ジョージ・ウヘレク」のワインも並行して造っていましたが、いよいよ独立し、「ジョージ・ウヘレク」として自分自身のワイナリーに2018年末からは集中することになるそうです。
弊社でも今後は「ジョージ・ウヘレク」と商品名が順次変更予定となっています。

ジョージウヘレクワイン

チェコのワインスタイル

さて、続いてはテイスティング。
冒頭にあったテイスティングルームで今後日本にも入荷予定の新生「ジョージ・ウヘレク」の最新ヴィンテージを試飲させてもらいました。
チェコのワインは白が主流、そして後味に少し甘みを感じる「やや辛口~甘口」のスタイルが多め。
メチル・ウヘレク(ジョージ・ウヘレク)も辛口~甘口まで幅広くワインを造っており、今回テイスティングさせてもらった中で私たちのヒットだったのは辛口のリズリング・リンスキー。(いわゆるドイツのリースリングです。)
アカシアの古樽で熟成させたそれは、きれいなミネラル・酸と、アカシア樽からくる清涼感のあるハーブのような香りでバランスが整っており、和食と合わせてもおいしそうな味わいでした。
2019年の夏頃に入荷予定なので、お楽しみに!

チェコの地場品種「パラヴァ」

続いて「パラヴァ」というチェコの地場品種の植えられている畑へ案内してもらいました。
パラヴァはゲヴェルツトラミネールとミュラートゥルガウの交配品種。
とても香りが華やかで、弊社でも人気のあるワインです。
パラヴァの畑はワイナリーから車で40分ほど行った場所にあり、標高300mの南向きの緩やかな斜面。          少し先には「パラヴァの丘」が見え、パラヴァの丘周辺はチョーク質の土壌が広がり、このエリアの「グラン・クリュ」と呼ばれています。
メチル・ウヘレクの畑も土壌はチョークに泥が混じった少し白っぽい土。保水性があり、灌漑はしていません。
霜の被害を避けるため、葡萄の仕立ては地面からできるだけ離れるように高くしています。そうすることで地面からの冷気が極力葡萄の実に当たらないようにしているとのことでした。
収穫時期は鳥が葡萄を食べにきてしまうため、近くの村に住む人にお願いして昼間は畑を見張ってもらったり、鳥対策の音が鳴る機械を取り付けているそうです。

パラヴァ

2019年新ワイナリー建設

2019年には新しく醸造設備も含めたワイナリーを建設予定で、ジョージ氏がうれしそうに設計図を見せてくれました。とても近代的なおしゃれ空間になりそうでした!
ジョージ・ウヘレクとしての畑は17haを所有しており、今後増やしていくつもりだそう。
今後も進化を続けるジョージ・ウヘレクから目が離せません!

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